ご近所さんは吸血鬼。【Hirano.S】完

３３ご近所さん ページ33

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廉「あ、学校とか俺が女装してる時は、今まで通り優梨って呼んでな」






うわぁ、私やっちゃいそうだな…




でもその瞬間に廉……もしくは優梨に殺される。









あ「……ま、任せて！」







廉「……」





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あ「いや、そこはなんか言ってよ｣







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廉「…紫耀でもできるんだから、もし間違えたらポンコツの中のポンコツだな」







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…それは大問題だ。





私が予想してた答えとは全く違うけど、
この際スルーしておこう。






でも、あの紫耀ができてるなら
私もできないとまずい。







The ポンコツだなんて絶対いや！







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あ「……あ…｣








廉に話を遮断されたお陰で、スッカリ忘れてたけど







あ「結局、２人はいつどこで知り合ったの？」






私の問に"うわ〜"っと顔を歪めた。






廉「思い出しちゃったのか〜」








忘れさせる気だったのね…





私の記憶力、舐めてもらっては困る。









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てかそんなに言いたくないの？






ここまで嫌な顔されると、逆に気になっちゃうんだけど…









あ「さぁ…本当のことを言うんだ！」





廉「何刑事みたいなこと言ってんの？


私の中の女優魂に火がついた的な？」







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……。








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あ「早く言って」






廉「あ、図星だったんだ？


一回やってみたかったんでしょ、どうせ」









……。






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あ「さぁ、はよ吐け！」






廉「これも図星？


お前わかりやす過ぎっ、って……いって〜」





肩を手で押さえ、顔を少し歪める廉。







なんでこの人が痛がってるかって？









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廉「殴ることないだろ〜」






そう、私が殴ったからである。




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