ご近所さんは吸血鬼。【Hirano.S】完

２８ご近所さん ページ28

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ていうか、








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あ「……だから彼氏作らなかったんだね｣








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「…は？」







毎回タイミングよく邪魔が入るから理由聞けてなかったけど、




こういうことだったんだ。








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あ「あぁー、スッカリした」



「…スッキリだろ」









……。









あ「あぁー、スッキリした」



「言い直すな。





ってかお前、バカなの？｣






怒ったような顔で私を見る優梨。






あ「…え？




…まあ確かに優梨よりはバカだけど「そうじゃなくて！｣








え、違うの？！









あ「じゃあ何？！」






｢だから……



普通は怒ったり、キモイとか思うだろって話…」






"女のフリして生活してたんだぞ？"





なんて言って、眉をひそめながら私を見る。








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でもさ、そんなこと言われても








あ｢…私、優梨に変なことされてないし」









なのに"キモイ"、"ありえない"





なんて、言えるわけないでしょ？





言う理由がないもん。








下心があったのか なかったのか、本当のことは優梨にしかわからないけど



私は、優梨に変なことをされたことないわけだから





怒ったりする必要はない。









逆に私は感謝を述べたいくらい。








だって、いつも私の隣にいてくれた。





紫耀がいなくなって、寂しかった私を支えてくれた。







そのことが私にとってはどれほどの救いになったことか…








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それに









あ「…親友でしょ？」





その言葉に目を見開く優梨。









だんだんと強ばってた表情も緩み始めた。




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