ご近所さんは吸血鬼。【Hirano.S】完

１７ご近所さん ページ17

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しばらくボーっとしてると、
急にバスで優梨が言ってたことを思い出した。





『で、これからどーすんの？』








……どうしようかな。









あ「……告白は………無理。てかヤダ」





気まづくなるもん。









あ「……幼馴染みのままでいっか」









でも、紫耀に好きな人ができたとき…応援できる？





誰かと付き合っても、幼馴染みとして見守ってあげられる？









あ「…それも……無理」









じゃあ、振り向いてもらえるようにアタックする？









あ「……あいつ絶対気づかないでしょ…」






例えば、そうだな〜









唇にグロス付けたとすると、









『あれ、さっき天ぷらとか食べたの〜？』






とか言ってきそうだし。









というかまず、紫耀が私を恋愛対象で見てるかが問題なんだよね…








私の事、家族とか思ってそう。









でも、








まあいっか









あ「……一緒にいられれば…」









と、いうわけで
私は幼馴染みのままっていうことにした。







それなら、一緒にいられるし
気まづくない。



……彼女できたとしても、今まで通り話してくれるよね？









あ「よし、そうしよ…」









と、まあこれからのことが大体決まったと同時に
暇になってしまった私。






再びボーっとしてると、太陽の光で体がポカポカになってきた。







そうなると睡魔が襲ってくるのも時間の問題で、
だんだん重たくなってくる瞼。





私はそのまま何の抵抗もせずに、目を閉じた。



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