ご近所さんは吸血鬼。【Hirano.S】完

１５ご近所さん ページ15

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あ「はぁはぁ…はぁ」





つ、疲れた…

こんなに猛ダッシュしたの久々。








家に一直線のつもりだったけど、ダッシュし過ぎてすぐ疲れちゃった。





だから今は歩いて向かってる。








それにしても、紫耀のことどうしようかな。

変に意地張って突っぱねてたけど、次に紫耀に捕まったらもう許しちゃうかも。







7年間いなかったけど、結局は帰ってきたからいっか！…みたいな。





帰りのバスで優梨が言ってたように
私はずっと紫耀のことを待ってた。







もう諦めようって思ったりした時もあったけど
そのたんびにいつも、紫耀のふにゃっていう笑顔とか


紫耀との楽しい日々が私の頭をよぎった。





あの楽しかった頃に戻りたい。






これが正直な私の気持ちだった。





だったらこのまま紫耀に仕返ししてるよりも、仲良くした方がいいのかなって。









でもどうしても1つ引っかかるのは、なんでいきなり避けられたのかってこと。





私の中で有力なのは、私が何かをしちゃった説。





何をしたのか心当たりなんて全然ないけど、紫耀の態度が急に変わったから…





最後にあった時なんて、私の事無視したし。





私に原因があるとしか思えない…









なのに今日の学校でのこととか、バスでのこととか。






7年前と今とじゃ、あまりにも態度が違う。








もう何がなんだかさっぱりわからない。



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