38 飴ちゃん ページ38
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「平野くん、計画を立てたほうがいいと思う」
「へ？」
ひょっこり出している顔に向かって提案する。
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「ただお金を稼げばいいって考えだと、いつまでたっても終わらないんじゃないかな？」
「はっ！確かに。
わーー！Aちゃん、ヘルプヘルプ！ヘルプミー！」
そうアドバイスした直後、平野くんはスクっと立ち上がり私の肩を掴むと前後に揺さぶり始めた。
「っわわわわ、わかったわかったから！」
ストップストップ！首もげるよ…
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「あ、ごめん。……ちゃんと座ってる？」
眉をハの字にして、私の顔色を伺うように覗き込み、ペチペチと首を触る。
その確認方法は一体……？
「……赤ちゃん時代は幕を閉じてるから大丈夫だよ」
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「俺、………また赤ちゃんになりたいな」
唐突過ぎて、一瞬頭が追いつかなかった。
「…え？……あ、えと、うん。来世でまたなれると思うよ」
なんでいきなり赤ちゃん？
びっくりした…。
「そっか！じゃ、今はいいや」
逆に今がいいって思っても、無茶というか、不可能というか。
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平野くんの頭、ネジ何本か足んないんだきっと。
それか飴の食べすぎで溶けちゃったとか？
製造元どこだろ。問い合わせて再製造してもらわなきゃ。
ラベルとか貼られてないのかな。
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って、妄想が膨らんでしまった。
私も重症じゃないか。
ぶんぶんと頭を振って、妄想を頭の外に追い出した。
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「あ！じゃあAちゃん、放課後行こう！」
現実に戻ってくると、いきなりそんな言葉が降ってきた。
どうしよう、話聞いてなかった。
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「……え？あ、ごめん、どこに？」
「計画立てに！」
「いや、だから、どこに？」
「俺ん家！」
「………え？！」
「…ん？
だから、俺ん家！」
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……え？！
何この展開。
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それに助けることを了承してしまったけど、というか今更だけど
私本当に役立つのか。
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続く (更新停止中)
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しおり - 更新頑張ってください！この作品大好きです！ (2017年8月31日 17時) (
レス) id: 4435d194ea (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - 続きがすごく気になります！ がんばってください (2017年7月10日 22時) (レス) id: 171e64a391 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - Ψ( ・ ・)Ψ碧海 さん» そう言ってもらえて嬉しいです(涙)頑張ります！ (2017年6月30日 15時) (レス) id: dc2e1c9eaa (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - りこさん» ぜひ食べてください（笑）頑張ります！ (2017年6月30日 15時) (レス) id: dc2e1c9eaa (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - 莉桜さん» ありがとうございます！完結に向けて頑張ります！ (2017年6月30日 15時) (レス) id: dc2e1c9eaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーち
| 作成日時：2016年5月22日 15時
