ご近所さんは吸血鬼。After【Hirano.S】

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＿Sho side




神様っていうのは、とても気分屋なんだと思う。




機嫌が良ければ、良い事をしてくるし。

機嫌が悪ければ、意地悪をしてくる。




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俺がAに出会ったのは…そう、

ただの神様の気まぐれで




ある意味奇跡なんだ。




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だって、普通なら人間と吸血鬼が恋するようになんか

仕向けないでしょ？




きっとその時の神様は

イライラするような、でも嬉しいような。




そんな複雑な心境だったんだ。





だから

良いようで、悪い出会いをしちゃったんだろうね。




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君は人間で、俺は吸血鬼。




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禁断の恋への招待状。





渡してきたのは、神様。





それに乗っかったのは俺達。




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どっちが悪いのかなんて、はっきりとは言えない。




どっちも悪いし、どっちも悪くないから。




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それでも俺は、Aに会えてよかったって思う。




じゃなきゃ、恋の楽しさも辛さも分からなかったから。

愛しい、っていう感情も。




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だから、守りたいんだ。絶対。





傷つけたくないし、失いたくない。




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Aには笑顔でいてほしいから。




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