13 ご近所さん ページ13
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そそくさと朝ご飯を食べ、身支度に取り掛かった。
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自分の部屋で跳ねている髪の毛をとかしていると、
"ピンポーン"
元気よく鳴ったチャイムが家に響きわたった。
お母さんに迎えられたであろうその人は
タンタンと階段を登ってきて
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"バンッ"
私の部屋のドアを、何の躊躇もなく開けた。
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唖然とする私を他所に、ニコニコしている紫耀。
「今度はちゃんと玄関から入ったよ！」
「それが当たり前だから！」
当たり前のことをそんなドヤ顔+笑顔で言われてもね。
「あとさ、部屋入るときノックしてよ！」
今は髪の毛をとかしているだけだったから
よかったけど、着替えでもしてたら…
バットタイミングすぎる。
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「んー、あわよくばお着替え中なことを期待してるから
無理？」
「確信犯か！！」
へらへら笑って誤魔化しやがって。
その笑顔の下でそんなことを企んでいたとはね…
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「あ、そうだ。天気良いから原っぱ行こーよ！ね？」
「わかったわかった」
ちゃっちゃと髪の毛をセットした後、るんるんで待っている紫耀を引き連れ家を後にした。
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外は確かに天気が良くて、太陽が光り輝いている。
「あー…。ダメ、眩しい」
「えー、天気良いから行こって言ったの紫耀だよ？」
「だって天気良かったんだもん」
「…いやなんか、いまいち質問と答えが噛み合ってないから」
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数分後、眩しいと目を瞑っている紫耀を引きずりながら
目的地にやっとこさ到着。
きらきらと太陽の光を反射している原っぱに着くなり
「A膝枕して」
さっきのやる気のなさはどこへ行ったのか、
あまえんぼな紫耀くんが登場。
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「えぇ？」
「ほら、はーやーく」
腰を下ろした紫耀に手を引かれ、地面に座り込む。
仕方なく足を伸ばせば、途端に頭を太ももに置かれ
逃げるという選択を失った。
「……はや」
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目を閉じて、るんるんしている紫耀を
上から見下ろせるこの位置。
……まあ、これはこれで案外良いかも。なんてね。
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__HATSUKA__ - もし良かったら続きがみたいです！！ (2017年9月26日 6時) (
レス) id: b44eb22e04 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - 更新待ってます。この作品今まで読んだ小説の中で一番大好きです。 (2017年8月29日 22時) (レス) id: 4435d194ea (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - 廉梨プルさん» 亀更新すぎるのにそう言っていただけて嬉しいです（泣）ありがとうございますm(_ _)m (2017年6月27日 22時) (レス) id: dc2e1c9eaa (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - ライムさん» お待たせしてしまいすみません（泣）そうなりますよね！笑笑 (2017年6月27日 22時) (レス) id: dc2e1c9eaa (このIDを非表示/違反報告)
廉梨プル(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！最高すぎます！ (2017年6月27日 2時) (レス) id: d3a947e181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーち
| 作成日時：2016年6月18日 16時
