表情のない空 弐

第伍拾玖話 ページ14

NOside


A、愛華以外の柱は一時間以上前に産屋敷邸の近くで集まった。


霞「皆さん、おはよう御座います。今日は絶対に失敗できません。」


無一郎が圧をかけるように言った。

柱の他に愛華に虐められていると言う人、虐めの現場を見た人も集めた。


「あ、あの、私たちが花柱さんのこと話したって知ったら殺されるかもしれません……。ほ、ほんとに大丈夫ですか？」


ある隊士が心配そうに呟いた。


蛇「愛華にどんな脅しされたのか知らないが、Aのためだ。そう思えば痛くも痒くもないだろう。」


伊黒が冷たく言うと一般隊士たちは怯えだした。


恋「伊黒さん、それは勘違いされるわ。みんな、伊黒さんはAちゃんのためだから頑張ろうってことを言いたいのよ！それに、私たちがみんなを愛華ちゃんから守るわ！」


風「その前にアイツを牢屋にぶち込んでやるよォ。」


怖いのか優しいのか分からない柱たちに翻弄されながらも一般隊士たちは頷いた。


そしてしのぶが手を叩いた。





蟲「それでは、最終確認しましょう。」

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