アオハルJUMP (ページ9)

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ふたごページ9

慧side

なんとなーく、風邪引くのかな。そんな感じはしてたけど、別に熱ある感じではないし、ちょっと疲れが目立つなって感じだった。

4時間目の先生はけーちゃんか。挨拶で立った時に感じる強い頭痛…これは寝たほうがいい、そう思いながら寝た授業中。

周りががやがやとしてて目が覚める。気分的には3時間ぐらい寝たはずなのに、まだ授業開始から20分しか経ってもなかった。折り返しも行ってないのかそう思う前に感じるさっきよりひどい頭痛。保健室に行って休ませてもらいたいけど、痛すぎて動けない。

なんとか光を呼んで、流れに身を任せてたら、けーちゃんがベッドに運んでくれて目の前にはシゲがいる。

シゲは養護教諭。

シ「慧とりあえず熱測ろう。頭痛だけ？」

慧「なんとなく気分悪い気がする？」

シ「なんとなくね。」

慶「俺、じゃあ教室戻るわ」

シ「光も戻りなよ」

光「え、いちゃだめ？」

シ「ダメ。お前こないだの試験やばかったんだろ？」

光「それはけーちゃんの問題が意地悪なだけ」

慶「受験するならあれぐらい」

光「俺推薦でもう決まってます～赤点取ったらちょっとやばいけど。慧と一緒だし」

シ「赤点取ったらやばいのなら早く行きなさーい」

渋々帰った2人を見送った後になった体温計は39.1度って書いててびっくりした。

シ「寝てな。宏太か雄也いる？」

慧「大学って言ってたけど…」

シ「とりあえず連絡入れてみるわ」

布団をかけてもらったのに寒い。そして気持ちが悪い。

ブルブルと震え、頭も痛いし、気分が悪すぎるし、本当に俺どうなっちゃうんだろう。
熱もあるなんて思ってもなかった…気分悪い…やばい…

慧「シゲ…っ…」

シ「ん？なんか呼んだ？」

慧「っ…うえっ…」

シ「ありゃりゃ、袋っと。手汚れちゃったな。これ持ってるからスッキリするまで出しな」

汚れていく布団…ごめんなさい。