ぬくもり ページ7
侑李side
先生「あれ?今日涼介は?」
裕「何も聞いてなくて。」
侑「大貴から家に涼介いないけどそっちいる?って来たし、登校中じゃない?」
先生「お前らの家なんでそんな両極端なんだよ笑」
裕「先生、チャイム鳴ってます。」
先生「あ、ごめんごめん笑」
フランクな先生でしょ?小山先生。通称けーちゃん。慧ちゃんと呼び方似ててややこしいけど。去年まで大貴の担任。その前はひかと慧ちゃん。その前は宏ちゃんとゆーやの担任。なぜか1年ばかり任されて一緒に進級出来ないのが残念らしい。
でも、フランクさもあるけど本当にいい先生だからきっと1年に配属されるんだよ。に会うだけで学校生活充実するって言っても過言じゃないし。
1時間目は担任の授業なんだけど涼介が来ない。例え大ちゃんがメールした時間に出たとしても10分あれば着くこの道。HR中に登校することできるのに。
事故にでもあったんじゃないかとソワソワしてたら50分経ってて、携帯を開くと、涼介が熱だから休ませてると宏ちゃんからメールが来てた。
裕「熱なんて心配だね」
侑「納豆の匂いでかな…笑」
裕「納豆?」
侑「そう。なんか今日食卓にあって、食べようとしたら涼介がくさいくさい言いながらどこか行ってさ笑」
裕「ひかが涼介いる時に出す?まぁ家にいるのならまだ安心だね」
侑「うん。きっとゆーやもいると思うし」
予想的中で、家に帰ったらいた。ゆーや。
もちろんちゃんと6時間目まで受けたからね。
侑「涼介大丈夫?!」
雄「だいぶ下がったし大丈夫。ほら、手洗って着替えて。」
裕「うん」
涼「俺は大丈夫だからね」
そう言いながら冷えピタ貼ってゲームしてるし。
手を洗って来たら大貴が帰って来て、雄也が着替え〜って叫んでる笑
侑「涼介、納豆自分で置いたでしょ」
涼「なんの話」
侑「納豆置いて朝食の場から離れようとしたでしょ、僕には分かってたんだからね」
…と言っても6時間目に急にひらめいたのは内緒にしとこ笑
涼「バレてたか〜」
侑「明日は行けそう?」
涼「たぶん」
裕「ゲームばっかりせず早く寝なよ?」
涼「もうたくさん寝たし、ゲームが薬だからさ」
言い訳の多い男だよ、まったく。
次の日には元気になって大貴とギリギリで登校しましたとさ。
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作者名:そら | 作成日時:2020年9月1日 19時