ぶどう ページ24
涼介side
6時間目の古典なんて寝るための授業。携帯でも見て寝ようかなと思うと大ちゃんが高熱でインフルだって聞いて気が気じゃなくて、珍しく俺が起きてることに驚く先生。
侑李も涼介具合悪いの?なんで聞いてくるけど、具合悪いのは俺じゃなくて大ちゃん。
裕「大ちゃん心配だね」
侑「でも近づけないからね」
涼「食べやすいのなにかな」
侑「その時の様子によるんじゃないかな」
気持ち早めに帰ると、着替えたけいちゃんとひか、隣の部屋には真っ赤な顔で寝てる大ちゃん。
慧「おかえり」
涼「大ちゃん大丈夫?」
慧「夜には下がるんじゃない?薬も1回吸ったらいいみたいだし」
光「ほら、涼介帰ってきたなら着替えて手洗いちゃんとして」
涼「はいはーい」
侑李と裕翔は先にエレベーターで上がったみたい。
大「あれ?涼介?」
涼「大ちゃん大丈夫?」
大「バカっ、お前近づくなよ」
涼「ひでぇーな」
大「大丈夫だよ。すぐ治るって」
涼「ほしいものあったら言って。買ってくるから」
大「そしたら…あ!海賊王のフィギュア買ってほしいな〜」
涼「いやそれは買わん」
大「欲しいものだって言ったじゃん」
涼「飲食に限る」
大「じゃあ、デパートのフルーツ屋さんで1番高いやつ」
涼「ばーか。ねぇ!ひかぁ!大ちゃんうざいんだけど」
光「いつもじゃん」
大「はぁー?!」
慧「大ちゃん大きな声出さないの。涼介も大ちゃん熱あるんだから買ってやりなよ」
侑「ありがとうね、涼介。僕の分まで買ってくれるなんて」
裕「嬉しいなー!」
涼「お前らまで!」
…なんか上手く言われデパートに借り出された…お小遣いじゃ足りるわけなく、貯金と足して、みんなで分けられるちょっと高いブドウを買ってみた。
これくれてやるんだから大ちゃん早く治せよ!
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作者名:そら | 作成日時:2020年9月1日 19時