経口補水液 ページ40
涼介side
光「ちゃんとお茶持ってけよ!あとこの飴も!」
大「ひかは神経質すぎなんだって…大丈夫だってば…ちょ、トイレ。」
光「大ちゃんは特に汗かきだから」
…まーたやってるよ。
夏休みまであと1週間!
梅雨明けた先週から猛暑で例年よりも暑いから熱中症には気をつけましょう。なんて天気予報の人が言ってる。
涼「そんなこといいからさ!大ちゃん!ひか!遅刻するから早くして!」
大「ちょっと待って〜」
光「大ちゃんトイレに携帯持ち込むの禁止」
大「ちげぇーよ、腹壊してんの」
涼「アイスばっか食ってるからだろ」
光「ほら、お腹壊してたら電解質が不足するから余計塩分とかとりなよ!」
…大ちゃんのトイレ待ちを終えて、学校に行くと校門をくぐった所でチャイムがなる。
ひかは学校が見えたぐらいで最後の足掻きで走って行ったから間に合ったかもしれないし、間に合ってないかもしれない。笑
大「こんな暑いのに走るなんて無理だよな〜」
涼「それな。あ、やば。ごりぽんいるじゃん」
大「やばっ、今月3回目だ…裏入り口に行こうぜ」
涼「大ちゃん腹壊してたって言えばいいじゃん、ごりぽんそこんとこ優しいし」
大「まぁ…保体の先生だからわかってくれるか」
ごりぽんっていうのは保健体育の先生。
身長も高くて筋肉といい感じにお肉がついてて、顔はどことなくゴリラっぽいからごりぽん。笑
怖いけど優しくて、一部の女子からはかっこいいと評判の先生。
先生「お前らー!」
大「今日は訳ありだから!」
先生「またそんなこと言って。涼介は1時間目体育だから早く着替えて屋上」
…そうだったわ。やばい。体育は受けたい。
涼「大ちゃんバイバイ!」
大「早く行けよ」
涼「お前のせいだよ笑」
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作者名:そら | 作成日時:2020年9月1日 19時