不思議先生の旦那様 【山崎賢人】

山崎先生について ページ1

私たちの担任の山崎先生
本名は山崎A先生、現在26歳
慶応義塾大学出身の高学歴な先生だ
先生が不思議な人だと思ったのは4月の始業式のことだった
新しいクラスとなり一応自己紹介をすることになった



『みんな終わっちゃったね
　じゃぁ、今度は私に質問がある人？』



勿論クラスは静まり返る
何を質問しようか困るのだ
ここで先生が問題発言



『では誰もいないみたいなので今から中学までの漢字テストを行います
　筆記用具出して！』


「先生！
　俺質問があるんですけれど」


『なぁに？』


「先生ってなんの先生なんですか？」


『国語かな
　でも社会もできます』


「ハイ」


『どうぞ』


「先生って今お付き合いされている方っていらっしゃるんですか？」


『お付き合いというか結婚してます』



その瞬間歓声が上がる
先生は綺麗だし当たり前か



「旦那さんはどんな人ですか？」


『そうだね
　ルックスは問題ないんだけれど中身がずれているかな？』


「いつ結婚したんですか？」


『22の時に籍を入れたよ』


「旦那さんのお仕事はなんですか？」


『人を作る仕事をしているよ』



この瞬間教室中が氷ついた
人を作るって恐ろしい



「科学者かなんかなんですか？」


『違うよ
　たくさんの顔を持っているの』



人を作っていてたくさんの顔を持っている
マフィア系のお仕事されているのか
この時クラス中が思った


「(この先生は不思議系)」



だと！
私も何にんもの先生に教えてもらったけれどこんな先生初めて
頭は良いはずなのにじっくり



『みんなで先生の旦那さん当ててみてね
　期間は卒業するまでの一年間』


「先生
　それは何が何でも無茶じゃないですか」


『みんなならできるよ』


「どれを根拠に行ってるんですか」


『根拠なんてないけれど君たちには細かいことも探ってこれからを支える人になってほしいからね
　それに旦那さんそこそこ有名な人だから大丈夫』


「でも.......」


『ちなみに去年いた中学ではみんなわかったよ
　もし答えられなければ君たちは中学生以下だね』



先生の子の言葉に私たちに火がついた
絶対に負けられないと！
私たち三年1組の生徒40名は絶対に先生の旦那さんをあばく
だって真実は一つしかないんだから

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