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012 side N ページ12

「な、お、とっ♡」


今夜のAは
語尾にハートを付けるほど機嫌がいい。


予定よりかなり早く仕事が終わったと
ビール片手にやって来た。


「はい直人、乾杯!」


いーね、ご機嫌なA。

ま、ご機嫌だろうと不機嫌だろうろ
Aの魅力に変わりはないけど?


「こっち来な?」
「ふふっ」


おっと。随分素直じゃん?



ヘッドハンティングされてからのAは
以前にもましてハードな毎日を送っていて

随分とやさぐれている事が多かった。



ひっさしぶりに、素直なA。


「んっ…、待って直人。もう(・・)?」


抱きかかえたAは
それでも楽しそうに腕を廻しながら
身体を俺に預けて来た。


「姫。ベッドまでお連れ致しますね?」
「ふふっ、なにそれ」


そう言いながらあっさり瞳を濡らし
唇を少しだけ尖らせる。


うん。やっぱいーね。







 









「“俺らって最強じゃない?”
 とか言い出すのよ、剛典さん。
 発言が短絡過ぎて笑っちゃわない?」


どんなに熱く交わった後だとしても
俺たちの関係性に甘さなど必要はない。


「へー、剛典さん(・・・・)がねー?」


でも、なんだ。


いつも“副社長”と呼んでいたはずのAが
急な“剛典さん”呼び。


「ん…?どうしたの直人」


腕の中でまだ余韻を残したままのAが
無邪気に俺を見上げている。


「さぁ、ね?」


あんだけ毛嫌いしていたくせに
面白くないよねー?


「じゃあ明日はオフ?」

「…ううん、まだ残ってる」


なにその()
面白くないよねー?


「なーんだ。オール出来ないじゃん」
「そもそも無理よ、オールなんて」

「分かんないよー?俺ら(・・)なら」

「じゃあ今度試してみる?」
「いーね、ソレ」


例え今、頭がそいつで一杯だったとしても


別にいいけどさ?


いいんだけど、さ。



でも


面白くないよねー?



「A?」
「ん?んっ…」



Aより歳下(・・)上手(うわて)な男。



そんな奴のこと考えてる暇が無くなるくらい

今から俺が

もう一度天国に連れてってやるから、待ってろ?


 

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設定タグ:三代目 , 岩田剛典 , 登坂広臣   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ユキさん» さらっといい男感出してみましたw続きもよろしくお願いします! (2020年3月9日 12時) (レス) id: 7cc216fb7f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ねーやんさん» あははw揺れまくってますよー^^続きもよろしくお願いします! (2020年3月9日 12時) (レス) id: 7cc216fb7f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 臣ポメ君(///ω///)♪ (2020年3月9日 11時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
ねーやん(プロフ) - 早く私素直になって!6年たったのにヤバい…臣も歳とってるんだから好みも変わってるはず(笑)ギャップで責めても一度恋人同士になれますよーに! (2020年3月9日 11時) (レス) id: 8f158f058f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みーやんさん» コメントありがとうございます!!本当に嬉しいです!!そろそろ移行の予定ですがよろしければお付き合いくださいね^^ (2020年3月8日 21時) (レス) id: 7cc216fb7f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年2月24日 10時

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