016 side R：ラブとライク ページ16
「隆二君、
私と付き合ってくれませんか？」
名前も知らない子に
付き合ってくれと言われたところで
残念ながら
その期待に応えることは出来ない。
「好きですだけ言って逃げてくって、
あれ、どういう心理？」
「だよな、マジで意味わかんねー」
“私、野球部の隆二が好きなんじゃない”
“隆二が好きなの”
その意味も、俺には解せなかった。
「好きって、どの好きなんだろうな」
「…ん？どのって？」
「わかんねー」
“隆二にプレゼント！”
何処をどう探しても
ホームランボールは見つからなかった。
もしかしたらグランド整備の際、
優秀な野球部員が
既に回収したのかもしれない。
「くっそー。ねぇのかよ…」
諦めか掛けた時に現れたのがAだった。
「
「観てたよ。亜樹と萌と一緒に」
「じゃあなんでここに居んだよ」
バツの悪さから、あからさまに突っかかった俺に
Aは満面の笑みを返した。
「ふふっ、隆二にプレゼント！じゃーん！
眞木先輩が見つけてくれましたー！」
「…嘘だろ」
「ゼロ円最強！あ、でも備品だから隠しとけって
眞木先輩が、……え？隆二？」
確かに、勝手に盛り上がったのは俺だ。
勝手に昂って、
勝手に抱き締めてしまったのは俺だけど。
“隆二が好きなの”
あれは、
ラブじゃなくてライクだよな？
「……」
うん。
ラブな訳がない。
無い無い。
絶対に無い。
「今市、ちょっといいか？」
「なんすか先生」
俺たち幼馴染だし。
A、臣に恋してるかもだし。
「面談の希望、こっちで間違いないか？」
「あー、はい。大丈夫っす」
校庭では今日もサッカー部が練習に励んでいる。
「かっけーよなー、臣」
“だからお願い。もう囚われないで”
あの言葉は結構効いた。
分ってたけど
分っていた以上にAは
俺の事を理解してくれていたんだと、
その言葉で知った。
教室を見上げた行動は、
特に意味を成さないはずだった。
なのに
ベランダでぼんやりと校庭を眺めているAを
見つけてしまった。
「……」
大人びた、その横顔に
乾いた笑いが鼻先を掠った。
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ユキ(プロフ) - 空さん» 隆二さん11月にアルバムも出ますね😄♥️ (2022年6月4日 9時) (
レス) id: e86d7cf610 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - ユキさん» 販売延期になったみたいですよね；；どんな香か香ってみたいです^^ (2022年6月3日 21時) (レス) id: 3e00d8d8fe (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 空さん» 明日からライブですね隆二さんの香水もグッズに出ますね😄リリーって百合の花ですよね😉♥️ (2022年6月3日 15時) (レス) id: e86d7cf610 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - ユキさん» ですねですね(*^-^*)パケも素敵でしたよね^^ (2022年6月3日 14時) (レス) id: 3e00d8d8fe (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 空さん» 臣ポメ君の香水ってメンプロでもありましたね😉♥️ (2022年6月2日 22時) (レス) @page43 id: e86d7cf610 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空
| 作成日時：2022年5月27日 18時
