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無事二人への報告も終わり、そろそろ昼だったのを思い出し適度に食事を済ませたワタシはかなり暇になってしまった
空腹は感じなかったので抜いても良かったのだが、ぺ神から薬を処方されていたのを思い出し簡単にでもいいから何か食べない訳にはいかなかったのだ
グルッペン達の手伝いをしようかとも思ったが彼らも今日分の仕事はそろそろ終わりに差し掛かったと話していたので、今更行っても終わっているだろう
どうするべきかと宛もなく歩いて居ると肩に何かが触れる感触がして振り返る
するとそこにはgloomyがいた
どうやら食事が無事終わったらしく、ｷﾞ､ｷﾞ…♪とどこか上機嫌に小さな野の花を数本集めた可愛らしい花束をくれた
gloomyは植物が好きな様で、何処かへ行ってはワタシに小さな花束をくれる
生きている花を摘んで持ってくるので少し経つとしおれてしまうのが少し残念だが、長持ちさせる方法が思い浮かばないので早々に仕方ないと諦めた
そういえば……ワタシはコイツの食事を見たことがないが、何が主食なのだろう
当の本人たるgloomyはまた目を離した隙に何処かへ行ってしまったらしい
ワタシも特に強制するつもりなどないが、gloomyは外に出てからというもの少し自由過ぎる様な気もする
……まあ、アイツも外の世界を楽しんでいるのだろう。と勝手に結論付けて考えるのをやめた
楽しんでいるのだから問題さえ起こさなければいいのだ
花束を片手に、またふらふらと軍の基地内を歩いていると書庫が目に着いた
そういえば…ワタシは情報を自ら手に入れるという体験をしたことがない
今までは殆どアウトプットばかりで、その上インプットされている情報の多くはワタシの入れようとして入れたモノなどではないのだ
手に持っていた花束をどうしようかと悩んだものの、何処かに置く訳にもいかずそのまま持って入ることにした
重厚な扉に仕舞い込まれていた書庫内は紙とインク特有の匂いが香る場所だ
照明は敢えて低めにしてあるのか全体としての雰囲気は暗いものの腰掛けるスペースには手元を照らせる照明が点在しており、文字を読むには問題ない作りになっていた
どうやら此処の管理者は余程本が好きらしい
本を読む時に掛かる負担を限りなく減らしてある書庫の作りに、ワタシは何故か少し心が踊った
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サキア(プロフ) - じゅーちょーさん» 了解しました、承諾します。等の意味で使ってます (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 4b79983a16 (このIDを非表示/違反報告)
じゅーちょー - すみません。41の「Si」ってどういう意味なんですか？ (2018年6月3日 22時) (レス) id: 684c66f772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c9dc1e2182/
作成日時：2017年9月17日 2時
