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扉が壊れるのではないかと思う程の轟音と共に、医務室の扉が開かれた
「ぺ神！コイツ組み手で人の顔面思いっ切り殴って来たんやで！」
「不人気かて俺の鳩尾に蹴り入れて来たやんか！」
「誰が不人気じゃ！！」
オーバーオールの中性的な見た目の人と、ユニフォーム？を着た金髪青目の人がボロボロの状態で部屋に入って来た
不人気？と首を傾げるワタシを尻目に、二人は未だ口論を続けている
どうしたものかと事の成り行きを見守っていると、ぺ神が溜息を吐いて立ち上がった
「君ら、そんなに元気なら此処で騒がずにもういっぺん訓練所行ってきたらエエんと違う？今、此処に病人も居るってグルッペンに説明されたんと違うん？」
穏やかな口調だが、ぺ神の笑顔に薄ら寒さを感じる
まず何より、目元が全く笑って居ない
「「すいませんっした！！」」
流石にぺ神が怒っているのが分かったのか、二人は最敬礼の角度まで腰を折り謝っていた
「そーいえば、病人って誰や？今此処にいんの？」
手当てを先に終えた金髪の男性が言葉を発した
よほど気になっていたのか、オーバーオールの男性も大きく頷いている
「あぁ、そのことね…おーい、今ちょっと来れる？」
絶えずあちらの様子を気にしていたgloomyには出てこないようにと小声で宥め、ワタシはベッドを囲んでいたカーテンを開いた
「んっとね、この子が向こうから来たA。まだ動き回ることはできんけど、安静にしてれば大丈夫やで」
「ほんなら、俺Aに案内したい！」
「あ！ズルいでシッマ俺も案内したい！！」
興味津々。といった様子でワタシを眺めていた二人は、ぺ神の説明を聞き終えたと同時に喋り始めた
「二人はまず自分の名前名乗らんと、A多分此処の人の名前知らんよ」
「はーいっ！！俺コネシマって名前や、シッマとか適当に呼んでな」
金髪青目の人がコネシマさんで
「俺シャオロンって言います。俺もシャオちゃんとか気軽に呼んでや、シッマと一緒に前線を担当してるよ」
オーバーオールの人がシャオロン
名前を覚えるのは難しくなさそうだけど…この二人、何やら犬と呼ばれる生き物___しかも小型犬に似ている
『ワタシは先程ぺ神に紹介された通り、Aと申します。コネシマさんとシャオロンさん、宜しくお願いします』
二人の名前を確認し形式通りの挨拶をすると、なぜか二人にとても不満そうな顔をされてしまった
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サキア(プロフ) - じゅーちょーさん» 了解しました、承諾します。等の意味で使ってます (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 4b79983a16 (このIDを非表示/違反報告)
じゅーちょー - すみません。41の「Si」ってどういう意味なんですか？ (2018年6月3日 22時) (レス) id: 684c66f772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c9dc1e2182/
作成日時：2017年9月17日 2時
