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「大体、何の事が書いてあるんですか？確かに夥しい数の文字が流れてますが……」
エミさんも画面を見つめているが、自分の中にある知識だけでは理解できないと分かっているようだ
『実験の結果が多いけど、生成された合成獣のデータとかも含まれてる。ワタシの知らないモノも幾つかあるよ…って』
尚も説明を続けようと口を開けば、画面が真っ暗になる
『ちょ……おい、gloomy何してるんだ』
いや、正確に言えば真っ暗になったのは画面ではなくワタシの目の前だけなのだが…これはこれでかなり邪魔だ
顔面…主に目を塞いでいたgloomyを掴んで顔から剥がせば、まだ手の中でじたばたと暴れている
……何か、コイツを久しぶりに見た気がする。
「何や、見せたくないモンでもあるんかな」
ワタシがgloomyに手を焼いている内に大先生は画面を覗いてみたらしいけど、やはり言語の壁が邪魔をして分からなかったらしい
「とりあえずAさん、ソレ預かりましょうか？」
『エミさん頼んだ…噛まないとは思うけど気をつけて』
未だに暴れているgloomyをエミさんに手渡して画面の方へ顔を向ければ、コイツが見せたくなかったであろうページが開いていた
「何や、さっきまでと違うな。さっきまで色々なページが閉じたり開いたりしとったんに」
画面の動きが緩やかになったのを見つけ、大先生はまた読めもしないのに画面へと顔を近付ける
……ホントこの人学習しないな
『……gloomyがワタシに見せたくなかったページ、らしい。』
そこにはワタシの記憶に存在して居ないワタシのデータや実験の際に破損した中身やその説明…そしてページをスクロールして行けばそこにgloomyの説明が続いていた
「このページには何が…痛っ！待って下さい痛いですって！！」
何が書かれてるのか詳しく見ていればエミさんの悲鳴が聞こえ慌ててそちらを向く
そうすると、エミさんの手から逃れたgloomyが此方にすっ飛んでくるのが見えた
『っわ…！』
ぶつかると思って咄嗟に手で顔を守るように覆ったが、なぜか予期していた衝撃は襲って来なかった
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サキア(プロフ) - じゅーちょーさん» 了解しました、承諾します。等の意味で使ってます (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 4b79983a16 (このIDを非表示/違反報告)
じゅーちょー - すみません。41の「Si」ってどういう意味なんですか？ (2018年6月3日 22時) (レス) id: 684c66f772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c9dc1e2182/
作成日時：2017年9月17日 2時
