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154話 ページ6

朝日が見え始めた頃、Aと清継は走り車へ向かっていた。
予言を聞いた二人の顔は険しく嫌な汗が流れて止まらない。


゛近ク コノ國ハ滅ビル…助カリタクバ 人ト妖ノ間ニ生マレタ 呪ワレシ者……【奴良組三代目 奴良リクオ】ヲ【殺セ】!゛


それを聞いた周りの人間達は半信半疑ながらも、「殺すか」「殺さないか」で議論していた。
Aや清継はこれまでの知識と経験から人は…「殺しに行く。」と判断し急いで帰路につく事にしたのだ。
車に到着した清継は運転手に急ぐよう伝え、息を整えてからAに聞く。

「人と妖の間に生まれた者……奴良君が?本当なのかい!?もしそうなら…彼は……っ!」
『落ち着いてください。…まずは皆に連絡をしましょう。敵はもう動き出していますから…いつ始まってもおかしくありません。』
「……そうだね。皆の安全が最優先だ。」

清継が探偵団の皆に連絡を、Aはリクオに連絡しようとするが…どういう訳か繋がらない。

「そ、そんな…来る時は問題なかったのに!」
『っ!…やってくれますね。運転手さん!違反行為でも構いません!もっとスピードを出してください!』
「はいっ!?」

困惑する運転手を無視しAは深呼吸をし、青ざめている清継に話しかける。

『浮世絵町に着くまで時間がありますし…先ほどの質問に答えましょう。』
「…いいのかい?」
『ええ。この策を使われた時点でバレるのも時間の問題ですからね。』

彼らは相手がしてきそうな事を何度も話し合い、その時の対処法をシュミレーションしていた。
だからこそ、この先に行われる戦いがどんなものか清継も分かってしまい動揺が隠せないのだ。

『奴良リクオは4分の1が妖怪の…クォーターです。』
「!!……じゃあ…彼は……何もしていないのに…殺されてしまうのかい?」
『そんな事はさせません。もちろん、貴方達も私が必ずお守りします。』
「!」

真っ直ぐに向けられた瞳は力強く光り彼女の覚悟を表していた。
清継は首から下げている御守袋を無意識に握り息を呑んだ。
そして、この5日間での会議風景と仲間達の顔が浮かんだ彼は両頬を叩く。

『!』
「……ふぅ。大丈夫!たとえ奴良君が何者だろうと僕のファミリーに変わりはないからね!何より…僕には出来る事があるんだ。あれこれ悩むのは全てが終わってからだ!」

そう叫んだ彼は…「うおぉお!」とテンションが上がっている。
しかし、その直後に車は何者かに攻撃を受け大きく揺れた。

「『っ!?』」

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堕天使魔夜降臨(プロフ) - SORAさん» 犬神のツッコミは聞く事だけだったとかw……((苦笑) (2017年4月9日 11時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - 訂正します。【犬神さん】も生きてます(;・∀・) (2017年4月8日 22時) (レス) id: 67b18231a4 (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - 堕天使魔夜降臨さん» 狒々様も亡くなっております。百物語組編まで進んでいますが…亡くなる筈の方で生きているのは【針女さん】だけですね(゚▽゚) (2017年3月28日 21時) (レス) id: 67b18231a4 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - SORAさん» 鯉伴様はもうこの世に居なくなり狒々様はどうなったのじゃ? (2017年3月28日 8時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - SORAさん» おい!コラwwクロの技をポケモンの技にする?! (2017年3月28日 8時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SORA | 作成日時:2016年12月25日 21時

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