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152話 ページ4

死の恐怖を感じ…友を傷つけられ殺されるかもしれない……そんな体験をしたにも関わらず彼等は妖怪全てを否定しなかった。
ゆらの時と同じく出会い、助けてくれた者達の事を見てくれている。

「篠原さん?」
『すみません……家長さんは大丈夫ですか?これからも襲われるかもしれないのに…』
「………怖いよ。でも…それと同じくらいあの人に…もう一度会いたいの。…相手にしてみれば迷惑だろうけどね。」

苦笑する彼女にAは微笑み返し…席を立った。
内心、緊張しながらも彼女は進む。

『皆さんにお話があります。』
「「!」」









それから数時間後にAは奴良家に帰宅。
帰って早々にクロの毛に顔を埋めモフモフしている彼女はある光景を思い出していた。

゛゛よろしくお願いしまーす!゛゛

探偵団の皆の笑顔だ。
自然とニヤけてしまいクロから離れるのはもう少し先になりそうだ。

「…おかえり。そろそろクロから離れてあげたら?」
『………ただいま。』

玄関先で抱きついて離れないAに声をかけたのはリクオだ。
その後ろには黒田坊と青田坊がいる。
二人がいることに気づいたAは黒田坊にある物を手渡した。

「これは…?」
『手作りクッキーですよ。貴方のファンから預かってきました。』
「「ファン!?」」

驚く男達を無視してAはその場を去っていく。
通りすがりに黒田坊にコソッと伝えて…

『【ありがとうの気持ち】を込めて作っていましたよ。』
「!」

この時に彼が思い出したのは事件に巻き込んでしまった一人の少女の言葉…

゛ありがとう。ずっと…あなたにお礼が言いたかったんです。゛

(……まさか…あの時の娘か?)
「「?」」

部屋に戻ってきたAは宿題を終わらせ、若菜と共に食事を作るために台所へと向かう。
ニコニコとしていると思えば真剣な表情で考え始めるAを若菜はクスクスと笑いながら見守っていた。
氷麗は変な物でも食べたのではと心配のようだ。

(フッフッフ……さて、明日も会議をしなければ……現代っ子はゲームやら漫画やらで鍛えられてますから…敵がしそうなゲスな策を考えられそうですね。)
「変なキノコでも食べたのでしょうか?」
「ふふふ。私達の声は届いてないみたいだけど…手際がいいわねぇ。さすが元化猫屋のコックさんね。」
『現代っ子バンザイ!』
「「!?」」





この日から5日後…敵はもっとも恐れていた策でリクオ達を襲いだす。



〜続く〜
※次回!遂に戦いが始まる!

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堕天使魔夜降臨(プロフ) - SORAさん» 犬神のツッコミは聞く事だけだったとかw……((苦笑) (2017年4月9日 11時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - 訂正します。【犬神さん】も生きてます(;・∀・) (2017年4月8日 22時) (レス) id: 67b18231a4 (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - 堕天使魔夜降臨さん» 狒々様も亡くなっております。百物語組編まで進んでいますが…亡くなる筈の方で生きているのは【針女さん】だけですね(゚▽゚) (2017年3月28日 21時) (レス) id: 67b18231a4 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - SORAさん» 鯉伴様はもうこの世に居なくなり狒々様はどうなったのじゃ? (2017年3月28日 8時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - SORAさん» おい!コラwwクロの技をポケモンの技にする?! (2017年3月28日 8時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SORA | 作成日時:2016年12月25日 21時

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