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167話 ページ19

青田坊と合流しお互いの情報を説明し終えたあと、皆で協力しその場の妖怪は全て倒し終えた。
この時点でAからは白く煙が立ち昇り、目はギラギラと血走っている。
ほぼ休む事なく広範囲を走り回り戦っていたのだから仕方がない。
そんな彼女に皆がどう話しかけようかと迷っていると…Aはボソリと呟いた。

『………なぜ…誰も結界を使っていないのですか?』
「「!」」

青田坊の話では探偵団のメンバーは島以外はこの街にいる。
この惨状で誰一人として結界を使用していない事をAは不安でたまらないようだ。
同じくお守りを貰った清継だけが理由を知っており、話すとAの顔は更に歪む。

「たぶん…僕らの安否が分からないからだと思う。」
「『!』」
「これはA君の力を使用し続ける。…もし、命の危険に晒されているなら君が危ないって思うし…僕なら使うのに躊躇するよ。」

それを聞いたAは清継や門口を車に押し込み、青田坊のバイクに乗った。
早く運転を!…と言うAだが、青田坊は随分前に後ろに乗せた時の様子を思いだし不安そうだ。

「おいおい…バイク苦手なんじゃなかったのか?」
『問題ありません!今の私なら飛行機にだって高笑いしながら仁王立ちできそうですから!』カッ
「おまえ本当に大丈夫か!?」

Aを心配し不安に思う青田坊の運転で次の妖怪密集地へと進む。
その間にAは探偵団の事で頭が一杯になっていた。

(自分達も危険なのに…私の事を気遣って……なんて良い子達なんですか!優し過ぎます!)
「おい!あの交差点…さっきとは比べ物にならねぇくらいいやがるぜ!」
「『!』」

青田坊の視線の先には道を埋め尽くす勢いの妖怪の群れがいる。
それを見たAは青田坊に清継達を安全な場所で高い場所に連れて行くように頼んだ。
清継のしている事が重要だと理解している彼は了承し、Aを残してその場を去る。

「A!俺が戻るまで死ぬんじゃねぇぞ!」
『イエッサー!』

叫んだ彼女は近くにいた妖怪達を襲いだす。
これだけの中から【円】を使い友人達を探すのは困難であり時間の無駄…そう判断した彼女は暴れながら伝わるようにと叫び続けた。

『私はー!元気ぃ!!でー!すー!よぉ!!』
「「ぎゃぁぁ!」」

もはや限界など越えており、彼女は体から蒸気を発し目を血走らながら無我夢中で暴れている。

『良い子達を〜…襲う悪い子ぉは〜…いねぇがー!!』



この後に二人と合流したのだ。

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堕天使魔夜降臨(プロフ) - SORAさん» 犬神のツッコミは聞く事だけだったとかw……((苦笑) (2017年4月9日 11時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - 訂正します。【犬神さん】も生きてます(;・∀・) (2017年4月8日 22時) (レス) id: 67b18231a4 (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - 堕天使魔夜降臨さん» 狒々様も亡くなっております。百物語組編まで進んでいますが…亡くなる筈の方で生きているのは【針女さん】だけですね(゚▽゚) (2017年3月28日 21時) (レス) id: 67b18231a4 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - SORAさん» 鯉伴様はもうこの世に居なくなり狒々様はどうなったのじゃ? (2017年3月28日 8時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - SORAさん» おい!コラwwクロの技をポケモンの技にする?! (2017年3月28日 8時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SORA | 作成日時:2016年12月25日 21時

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