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第2話 ページ6

「ねぇA、【並盛公園】って覚えてる?」
『……去年に家族皆でお花見したところ…ですよね?』

去年は人が多すぎてろくに桜を見れなかったんですよね。
(当時4歳の小人でしたから)←

「そうよ!今年も桜が綺麗に咲いてるんですって!今日は平日で人も少ない筈だから行ってみない?」

読者の皆さん、私は桜が大好きです。
たとえ我が家に愛する桜があっても、他に桜が咲いていれば迷わず浮気します!!
なので、返事はもちろん…

『行きます!!』





【並盛公園】

『おお!!』
「綺麗ねぇ!」

公園を囲むように植えられている桜が満開です。ブラボー!←
……本当に凄いですね。
この公園の木全てが桜じゃないでしょうか。

暫くの間、私達は桜を眺めながら歩いていました。
…しかし、母が砂場で私と同じくらいの歳の子達が遊んでいるのを見てある提案を…

「A!!せっかくだから遊んでらっしゃい!…頑張ってお友達をつくるのよ!!」
『…………えっ?』








【ジャングルジムの上】

……5歳児がどんなふうに遊ぶのか、何を話すのか観察中ですが……馴染める気がしないです。(汗)
5歳らしくするのは出来ますが、あそこにいるのはガチの5歳児達…そして私は【体は子供、中身は大人】。
精神的に疲れそうですね。
子供達が悪いわけではないですよ!!キリッ

(……諦めて戻りましょうか。)
「A〜!!頑張るのよ!!笑顔よ!笑顔!!」

…oh。一気に注目の的に……(白目)
……とりあえず降りますか。
…おや?
少し離れた場所に男の子が1人いますね。
おお!しかも見事な無重力ヘアーではないですか!!
…他には誰もいないようですね。

(よし!あの子とお話しましょう!)

別に人数までは言われていませんし。
…それにあの子…なんか気になります。
何故でしょう?


走って近づいていますが…あれ?いま目をそらされた?
…………見なかったことにしましょう!
うん。そうしよう。


『こんにちは!』
「ビクッ!!……こっ…こんにちは。」

…何もそこまで驚かなくても。
とりあえず用件を伝えましょう。
相手は子供ですから、やはりまわりくどいのは無しで。

『突然にすみません。私と友達になってください!!』スッ(手を差し出す音)
「へっ?……ええぇー!!?と、ともだち?…ボクと?」
『はい!私は貴方と友達になりたいです!!』
「…ボ、ボクは。」ドキドキ





-続く-

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作者名:SORA | 作成日時:2015年3月3日 22時

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