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第27話 ページ32

まさかのお兄さんに死ぬ気弾…なのに綱吉や私以外は誰も気にしない。

「うわあああ!」
「どーした沢田。立てんのか?」
『「え?」』

変化なし?撃たれましたよね?
…つまりこの人は普段から死ぬ気ということですか!?

ズガンッ!
((今度は綱吉ですかー!?))
「死ぬ気でボクシング部入部を断る!!!」
京「!」
獄・山「?」
「ほーう…オレは細かい詮索などせんぞ。なぜなら男同士、拳で全て語り合えると信じているからな。…入部しろ沢田!!」
「いやだ!!」

先輩の強烈なストレートを見事にかわした綱吉。
先輩は更にやる気がでたみたいです。

「極限ストレートをかわすとは!ますます気に入ったぞ!!なおのこと入れ!沢田!!」
「絶対!断る!!」

山「かわすツナもすげーが…あのラッシュも常人のもんじゃねーな。」
獄「ありゃあ、殺し屋のそれだ…」
『おお!!』
「「!?」

続けられる熱いラッシュに私の興奮も急上昇!
そして、遂に綱吉が手を出し先輩を窓ガラスまで殴り飛ばします。

「「!」」
「さすが10代目!」

笹川先輩がリングアウトしました。
窓に直撃し…綱吉も効果が抜け顔面蒼白です。
しかし…

「ますます気に入ったぞ、沢田!」
「!!?」
「お前のボクシングセンスはプラチナムだ!!必ず迎えに行くからな!」
「もー、お兄ちゃん嬉しそうな顔してー!」
「なっ!?」ガンッ!

血を大量に流しながら喜ぶ兄と、側で同じく喜んでいる妹……あぁ、本当に兄妹なんですね。
綱吉はいろんなショックから真っ白です。
逆にリボーン君は笑顔でした。

「オレも気に入ったぞ、笹川了平。おまえもファミリーに入らねーか?」
「?」
「コ、コラー!逆スカウトすんなよー!!」
『…笹川先輩もですか。……良いですね』ボソッ
「オレは嫌だからな。あんな暑苦しいやつ!」

獄寺君は反対のようですが…

『ええ!さっきの試合凄かったじゃないですか!こう、手に汗握る感じで!」
「…さっきから思ってたけど、なんかお前嬉しそうだな。目も輝いてるし。」
「水野はこういうのが好きなんだな。」
『はい。男同士の熱い殴りあいってなかなか見られませんし、THE男って感じがします!』
「…そうかよ。」

山本君とは違い獄寺には理解してもらえないようですね。

「よく言った!女子でありながらこの良さが分かるとは…オレは【笹川了平】だ!」
『私は水野Aです!こちらこそ宜しくお願いします!」
「なんと!此方こそよろしく頼むぞ!」
『オスッ!』

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作者名:SORA | 作成日時:2015年3月3日 22時

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