第17話 ページ22
この世界では爆発に巻き込まれても火傷等の傷は重症とまではいかない事は分かっています。(火薬などの量にもよるのでしょうが…)
しかし頭でわかっていても怖いものは怖いのです!
痛いものは痛いのです!
…なので、逃げます!!
※しつこいようですが、Aは幼いときから修行をしています。
前世での習慣+身体能力の上がり方が異常だと気づいたので『もしかして漫画の主人公みたいになれるのでは!?』『忍者のように高く飛び回れるのでは!?』等の理由からずーっとやってきました。
しかし、他の子達は普通で目立ってしまうので普通より上ぐらいになるように抑えています。この事を知っているのは綱吉だけです。
「A、リボーンが言っていたのは…」
『う〜ん…この前、綱吉のクラスに制服を取りに行ったとき全速力で行きましたから…それを見られたのではないかと。』
「ええっ!?まずいよ!リボーンの奴、戦力になりそうな人を狙ってるんだ!」
『なんですと!?』
「ツナ!水野!後ろ!!」
『「えっ?」』
ドシュ!ドシュ!
「ひぃっ!」
『っ!?』
「っと!」
「まだまだいくぞ。」
その後もボウガンから何からと飛んできては避けるのを繰り返しています。
「っと、しかし最近のおもちゃってリアルな!どれも本物にしか見えなかったぜ。」
「おもちゃだと思ってんのー!!?」ガーン
『あれはオモチャあれはオモチャあれは…』ブツブツ
「A!?暗示をかけても現実は変わらないからね!!?」
私にとって避けるのは簡単です。
しかし、あらゆる武器で狙われ続けるのは心臓に悪すぎます。
ああ、平凡な日常が遠のいていく。
「ガハハハハ!リボーン見ーーっけ!!」
『!?』
「今度は何だ?」
「ま…まさか。」
「オレっちは【ボヴィーノファミリーのランボ】だよ!!5歳なのに中学校に来ちゃったランボだよ!!」ガハハハハッ!!
「うざいのでたーっ!!」
『……カワイイ。』
突如として現れた牛柄の男の子を無視してリボーン君は続けます。
「続行。」
「っひゃあ〜!!」
私は逃げながらも先程の男の子が気になり顔だけで振り向くと何と…
『ワーイ、ミサイルダー』
「んなぁ!!?」
ドドドォンッ!!!
「ンギャアァア!!」
『ッ!!』
音も爆風も全てが心臓に悪いです(泣)
綱吉、いつもご苦労様です!!
ちなみに、近くにいる山本君は何故かやる気が上がっていました。
「フーッ。こいつぁなめてっと合格できねーな」
『…私は合格できなくて良いから帰りたいです。』
〜続く〜
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作者名:SORA | 作成日時:2015年3月3日 22時