第16話 ページ21
暖かくなってきたある日、私は風邪気味となっていました。
『……ケホッケホッ。』
「A風邪引いたの?大丈夫?」
『ありがとう。大丈夫ですよ。風邪気味ではありますが……夏風邪はバカがひくといいますよね。確か…』フッ
「しっかりA!!マイナスに考えちゃ駄目だよ!?」
綱吉は優しいですね。
…帰ったら風邪薬でも飲んでおきますか。
【休み時間・廊下】
「ちゃおっス。ちょっといいか?」
『こんにちは。大丈夫ですよ。』
リボーン君が一人で私のところに来るなんて珍しいですね。
「今日の放課後、試験をするから来てくんねぇか?」
『なんの試験ですか?』
「それは来てからのお楽しみってやつだ。ツナや獄寺、山本も呼んでいるぞ。」
『まあ暇ですし…良いですよ。参加します』
「ニッ。そうか。場所はまた連絡する。」
『はい。せれじゃ、また後で。』
「ああ。」
【放課後】
確かグラウンドでしたね。
何故に外なんでしょう?
「んなーーっ!!!」
ふむ…綱吉は今日も元気ですねぇ。
『すみません。遅くなりました。』
「えっ!?A?なんでここに!?」
「なっ!?まさかリボーンさんの言っていた、もう1人って…!!」
「水野の事だったのか!」
皆が驚き見ますが…誰も私の事聞いていなかったんですか?
「よく来たなA。今から【入ファミリー試験】を行うぞ。」
『試験ってそっちの!?』
「おい!なんでAまで巻き込むんだよ!?てかっ、オレ聞いてないし!!」
「アハハハ。良いじゃねぇか。水野も一緒で。」
「よくねぇよ!この野球バカ。リボーンさんオレは反対です!こいつはただの一般人の女っすよ!?マフィアなんて無理に決まってます!」
「安心しろ。こいつはただの一般人じゃねえからな。」
『「えっ!?」』
「ニッ。まあ、やってみれば分かる。試験は簡単だ。とにかく攻撃をかわさせ。」ガチャン
『なっ!?まだ受けるとは言ってませんよ!?』
「んじゃ、はじめっぞ。まずはナイフ。」
そう言って彼は大量のナイフを投げ飛ばしてきました。
どうやら獄寺君は参加しないようです。
「うおっ!!」
『わぁ!何故に無視!?』
「ま!待てよリボーン!!本当に山本達を殺す気かよ!!」
「水野!逃げるぞ!」
『はっ!そうでした!って危ない!』
「ニッ。よく避けたな。」
追いかけてくるので山本君と共に走って逃げていますが…隣を見ると意外な人物が…
『危なかったです…ん?なんで綱吉まで!?』
「有無を言わさず強制的にぃ!!」
『「あ”あ”あ”あ"あ"っ!!」』
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作者名:SORA | 作成日時:2015年3月3日 22時