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第8話 ページ12

私の基本的な常識は最初の世界のものです。
前世も驚きましたが(錬金術やオートメイル、ホムンクルス等は特に)今回の世界は……何でしょう?
肉体の成長具合や目の前のデフォルメ不思議赤ちゃん、また通行人の方たちはこの子を「あら、可愛いわね♪」だけで反応はいたって普通です。
……やはり漫画のような世界ですね。

「俺は【リボーン】だ。お前はツナの言っていた幼馴染みか?」
『!…おっと、失礼しました。確かに私は綱吉の幼馴染みの水野Aといいます。宜しくリボーン君。」
「ああ、宜しく頼むぞ。A」

いけない…赤ちゃんに先に挨拶をさせてしまった。
私の方が年上なのですからしっかりせねば!

「…遅刻するから早くいこうA」
『そうですね。リボーン君、またね!』
「ああ、またな。」
(えっ!?さっきまでついてくる気満々だったのに……良かったぁ。)ホッ

リボーン君と別れた直後に綱吉から事情を説明してもらいました。
予想以上の内容に思わず苦笑いです。

『…現実離れしずきて怖いですね。リボーン君に関しては良く分かりました。しかし、綱吉は大丈夫ですか?頭を撃たれたのでしょう?』
「うん平気。傷跡も残ってないし…ていうか信じてくれるの!!?こんな話!!いや、まあ話したのは俺だけどさ。」
『実際に二足歩行の喋る赤ちゃんと会っていますし、綱吉が嘘をついているとは思えません。そんな大それた嘘をついたこと一度も無かったですし。」
「っ!!ありがとう〜A〜!!」
『…大変でしたね。』

涙目で礼を言われて数分後に私達は学校に到着。
しかし、綱吉の目は白い。

「俺…生きて帰れるかな。」
『…………。(汗)』

リボーン君についてもですが、綱吉が好きな子に告白をした事も驚きました。
好きな子がいるのは薄々気づいてはいましたが…まさかの下着一枚で告白。

『とりあえず教室にいってみて、あれだったら…屋上でサボります?連絡くれたら私も付き合いますよ。」
「うん。ありがとう、そうさせてもらうよ」



【1年C組】

「おい、聞いたか?A組の沢田がパンツ一枚で告白したんだってよ!!」
「聞いた!聞いた!!しかも相手はあの【笹川京子】だってさ!」
「それで剣道部の主将が…」

……かなり話が広まっていますが綱吉は大丈夫でしょうか。

「おい!剣道部の持田先輩とA組の沢田が決闘だってよ!!」
「しかも、原因は昨日のパンツ告白だって!!」

『……oh。』

私の目まで白くなる衝撃的展開の公開処刑。
…ドンマイ綱吉。

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作者名:SORA | 作成日時:2015年3月3日 22時

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