1話 ページ1
小鳥のさえずり...暖かな太陽...太陽に反射する輝いた雪...
そんなので俺は起きない。むしろ、爽やかな朝など経験したことが無い。
「A様...そろそろ起きて下さい。」
コイツが俺の執事。
自分で言うのもあれだが、俺はそこそこのお坊っちゃま。
いつも、コイツの呆れた声で起きる。
「もう、起きてる。」
「そう言いながら2度寝しようとしないで下さい。
今回こそは車で送りませんよ。」
そのセリフ何度聞いたことか...
俺とたった10個上なだけで、身長も10cm高いだけで...
朝から上から目線で物を言われるのは気にくわない。
軽く執事の自己紹介をすると...白石快(28)183cm、顔は悪くない。
ダンディーな大人で憧れるような存在だ...
「早く着替えて下さい...それとも、18にもなって脱がせて欲しいのですか?」
...ドSじゃなければ。
「自分で着替える、飯はいらない。車準備しとけ。」
「かしこまりました。」
バタン
はぁ...俺は別にそっち系では無い。
健全な男子高校生...
ガチャッ
「Aー!おっはよー!」
うるさい奴が来た。
コイツは俺の兄貴
「朝から抱き付くな、ウザイ。」
「ひっどー、お兄ちゃん傷付くわー」
兄貴は翔(20)180cmの大学生で顔もそこそこ良くて、成績優秀、運動神経抜群...じゃ、ただのイケメン。
「あ!そうだ、【ピーッ】しよ!」
そう。変態なのだ。
なんで、朝っぱらから兄貴と【ピーッ】をしなくちゃならないんだ。
「バカじゃねぇの。」
軽く兄貴に腹パンをして、雑に扉を閉めて、執事のいる車に向かう。
学校とかめんどくせ...
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ぱぁ - コメントで執事が多い…私は先生と作者さんが好きです← (2020年8月16日 10時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
鞘 - お兄さんイケメンです!襲ってほすぃ(///ω///)♪頑張ってください! (2017年10月19日 17時) (レス) id: 18eef0c4f5 (このIDを非表示/違反報告)
すず - でもお話は大好きです、これからも頑張ってください! (2017年2月12日 12時) (レス) id: b7e53d3f23 (このIDを非表示/違反報告)
すず - 自分がマイペースなせいか展開についていけない…すみません。 (2017年2月12日 12時) (レス) id: b7e53d3f23 (このIDを非表示/違反報告)
流星隊P - 執事さんが大好きすぎる!!!!! (2017年2月11日 14時) (レス) id: bd4ac3bba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空音 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年1月10日 8時