�此ヅ契沈个留討聾譴� ページ24
「─ええと、まずは有難う。キミが助けてくれた…ってことで良いんだよね？」
「あ、はい。多分…そうだと思います！」
改めて少年と向かい合えば、何故か正座になる彼に思わず吹き出してしまう。目を白黒とさせた彼は、あの姿の見えない何かにそれを指摘されると顔を赤くして姿勢を直した。
一歩こちらから踏み出して、手を差し出す。見覚えの無い彼は、きっと新しく招かれたファイターの1人だろう。なら、しっかり挨拶はしておかないとだ。
「挨拶が遅れちゃったね。…ボクはマリオ。スマッシュブラザーズの一員であり、ファイターの一人だよ。」
「─ぼ、ボクはピットです！えっと、招待状を頂いて、ファイターの1人になる事になりました！よ、よろしくお願いします…！」
どこまでも堅い彼に「よろしくね」と笑ってしっかりと握手をすれば、まだ緊張は解けないながらも、少しは気持ちが緩んだようだった。…一緒に戦ううちに解れてくれるかな、と淡い期待を抱いておくことにしよう。
「─それで。本題に入りたいんだけれど、いいかな。」
「は、はい。ボクも、話したい事があるので。」
『─私の方からも、今のうちに話しておきたい事が。先によろしいでしょうか、マリオさん？』
もう慣れてしまったその声にどうぞと返せば、ふとピットの背にある羽から、薄青色の光がほろほろと零れ落ちた。それはやがて一所に集まり─かと思えば、少し大きめの人形くらいのサイズの女性を、ボクとピットの間に作り出した。声を上げて驚くピットにも、どうやらこれは初めての事だったみたいだ。
『…ふう。何とか、成功しましたか。申し遅れました、私はパルテナ。女神ですが…それも、この世界においてはあまり意味の無い格付けというもの。どうか気兼ねなく、パルテナと。』
「─うん、了解したよ、パルテナ。」
「パルテナ様、これは一体…あの、声が精一杯じゃ…」
焦りと不満の色を綯い交ぜにした様な複雑な表情の彼の口元あたりにふわりと飛び上がったミニサイズの女性─パルテナは、彼のその口に錫杖をそっと添えた。
『ピット。いいですか、つまり今、相当強硬な手段に出ているという事です。…そう長くは保ちません。故に、』
またふわりと雲海に降りたパルテナが、錫杖でトンと足元を一突きすれば、彼女を中心にして、この世界の地図が雲上に浮かび上がる。
『─今、何が起きているのか。私が知り得る限りの事実だけを、端的にお伝えします。』
そう言って、女神はその目を細めた。
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チイチ(プロフ) - suwaroさん» こんにちは！来ちゃいました、続編に…！またコメント下さって本当に嬉しいです、有難うございます！頑張らせて頂きますので、どうぞ宜しくお願いします！ (2019年11月21日 20時) (
レス) id: a34c130848 (このIDを非表示/違反報告)
suwaro - 続編キター！これからも頑張ってください！ (2019年11月21日 6時) (レス) id: 1a4b63d778 (このIDを非表示/違反報告)
チイチ(プロフ) - Mirai atさん» こんにちは！続編でもコメント頂けてとても嬉しいです…！有難うございます！ これからバンバン更新していきますので、またよろしくお願いします！ (2019年11月18日 23時) (レス) id: a34c130848 (このIDを非表示/違反報告)
Mirai at(プロフ) - ついに続編ですね!更新待ってまーす。 (2019年11月18日 15時) (レス) id: 86ab96dee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チイチ | 作成日時：2019年11月16日 1時
