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「おじゃましまーす」
「マジ帰れ」
「当たり強ないか？？俺なんかした？？」
家のチャイムが鳴った。コネシマくんが来たのだろう、と思いドアを開ければ案の定だ。
丁寧に靴を揃えて家に上がり、コネシマくんがリビングに入っていったと共に聞こえてきた母の嬉しそうな声。
頼むから手は出さないでくれ。未成年だ相手は。
「Aの部屋で遊んでらっしゃい！ご飯できたら呼ぶからね、泊まってもいいわよコネシマくんなら大歓迎！」
「ほんまですかお母さん！せやったら泊まらせてもらいます！」
仮にも年頃の娘と男子を同じ部屋に押し込むな。泊まらせるな。と、言いたいことは山ほどあるが、それなりに付き合いのあるコネシマくんだからこそ信頼できるのだろう。
あぁそうだ、猫くんのことも聞き出さないと。
階段を登って自分の部屋に着く。部屋に入ってからコネシマくんが一目散に向かったのはベッド。
私が丁寧に整えたのにコイツは遠慮なしにダイブした。軽く殺意を覚えたがそこまで心は狭くないので抑える。
「久しぶりやなー」
「お前は1週間を久しぶりと言うんか？」
「なんか機嫌悪ない？生理？？」
流石に蹴ったが私は悪くないだろう。
「コネシマくん、ね…しょっ…ぴ？くん？のことなんだけど」
「あ？あー…え、ショッピくんがどしたん？」
不思議そうに私を見るコネシマくんにことのあらましを1から説明する。すると大爆笑し始めた。
ドン引きしている私にも気づかず、笑いを含めた声でコネシマくんが話し出す。
「安心せい、ショッピくんは怒っとるわけやない」
「…え？」
「まぁなんか…ここまで伝わってないとかわいそうやないっそ」
「ここ数ヶ月不安な思いで過ごしてきた私を憐れめよ」
気が気じゃなかったんだぞ。席替えしてからも感じる視線で汗止まらんかった。
今の席、つまり隣になった時はこの世の終わりかと思った。私が何をしたって言うんだと思った。さすがに嘘だけど。
「ま、そのうち理由はわかるやろ」
「なんか……はらたつから殴る」
「なんで？？？」
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MAI(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続きも頑張ってください！ (1月15日 20時) (
レス) @page11 id: 9c768ff3d4 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - めちゃくちゃセンスあってすきです、続き待ってます (1月4日 22時) (レス) id: b8a744f8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむ。 | 作成日時：2024年1月3日 21時
