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私のその声にパッと弾かれたようにこちらを見る猫くん。
「…知り合いすか」
「う、うん。家が近いから…」
たまたまご近所さんで、仲がいい。家庭環境がよろしくないみたいで、よく家に避難してくる。
聞けば猫くんの先輩なのだそう。猫くんもコネシマくんと同じようにサッカー部らしい。
「仲良いんだね、コネシマくんと」
「いやそれは死んでもないです」
「え」
こんなプロフィールにしといて？と聞くと、勝手に変えられたのだそう。
それでも戻そうとしないのは、心の底ではコネシマくんのことを好いているからなのだろうか。
微笑ましくて思わず少し笑うと、恥ずかしそうに視線を逸らした猫くん。
ほんとに猫みたい。
「はい、ホームルームはじめるぞー」
先生が教室に入って来て、ホームルームが始まると同時に静かになる。
先生が伝達事項等を話している間も、猫くんからの視線は収まらなかった。
やっぱり何かしたのか。知らず知らずのうちに彼の急所でも蹴ってしまっただろうか。それなら申し訳ないが。
「起立。気をつけ、礼」
日直の子の号令がかかる。放課後に入った。
どうやら猫くんは部活があるようで、体操着とリュックを背負った。
私の方を見て、
「じゃあ。L○NEちゃんと返してくださいね」
とだけ言って教室を出て行った。
…なんだか、仲良くなってしまった。
そういえばコネシマくんって生徒会なんだっけ…
あれじゃあ猫くんも？？？？
そこまで到達してから考えるのをやめた。
下手したら女の子たちから刺されるなぁなんて考えながらも、連絡先に増えた“しょっぴ”という文字列に少しだけ笑った。
L○NEの連絡先が6個に増えたぞ！
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MAI(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続きも頑張ってください！ (1月15日 20時) (
レス) @page11 id: 9c768ff3d4 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - めちゃくちゃセンスあってすきです、続き待ってます (1月4日 22時) (レス) id: b8a744f8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむ。 | 作成日時：2024年1月3日 21時
