10. ページ11
思いついた文字の羅列に思わず笑ってしまった。
くだらんの大好きなんだ。すまん。
「…いや…盗ったと思いました？貴方の友達」
「……」
図星だったのか、視線を逸らして黙ったチーノくん。まるでわがままな末っ子のようだ。
「嫉妬なのか、女に対する嫌悪感なのか…勝手にすればいいと思いますけど、邪険に扱われりゃ私もそれなりに思うところはありまして」
何されても許す女でもない、イエスマンでもない、無関心な人間でもない。
私はどこにでもいる普通の“根に持つ女”
「テメーに何言われようと私は変わってやんねーよバーカ」
「…はっ？？」
今までこうやって女を跳ね除けてきたのだろうか。
私が変わる必要はない、あっちを変えればいいだけの話。
でも嫉妬したっていうのを彼らに知られるのは嫌なんだろう。
…ちょーーーっとだけいじわるだね？？
「…はは、やな女」
「ふん、やな男」
とかなんとか言いつつ、チーノくんの纏う雰囲気は変わっていた。
「すまんな、俺の勝手で」
「ほんとにな。悔い改めろ」
「…俺たち仲良くなれそうじゃない？？」
「どこ見て言った？それ」
そんな要素0だったけど？？
「クレープ奢れよ」
「おーい俺金欠なんやけどーーー」
「仲良くしないぞ」
「行こかー！」
…ま、たまにはね。
昨日の敵は今日の友とか言うし、なってやってもいいな(上から目線)
「え、付き合ってないん？？」
「なんで付き合ってると思ってた？？」
クレープを片手にベンチでチーノと話す。約束通り奢ってくれたチーノ、代わりに呼び捨てを要求された。
恋愛漫画に出てきそうだった。あの
「チーノくん」
「チーノ」
「え？」
みたいな流れ。よく見るよね。
話は変わり今、チーノが私と猫くんが付き合ってると思ってたらしい。
大親友をとられたと思い嫉妬で妨害行為をしていたらしいが、前提から間違いである。
事実確認は基本だ。
「…まじーー？？」
「うん。ショッピくんと初めて話したの昨日だよ」
「え？うそ、やってショッピくん何ヶ月も………」
語尾が小さくて後半が聞こえなかったが、勘違いだとわかってくれたのかな。
「はっはーーん、そういうことか」
「なになになになに」
「てことでA、明日の昼一緒に弁当食お！！」
「あ？え？」
「もしかして先約あった？」
「ねーよ」
「(笑)」
「テメェ」
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MAI(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続きも頑張ってください！ (1月15日 20時) (
レス) @page11 id: 9c768ff3d4 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - めちゃくちゃセンスあってすきです、続き待ってます (1月4日 22時) (レス) id: b8a744f8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむ。 | 作成日時：2024年1月3日 21時
