幻想戦歌6

act15-5 ページ7

〜横山side〜




俺が防衛を任されたのは南西



俺の能力に合わせて、近くに川がある





岡本って子が同行しとるけど、初顔やな、新人か？




岡本「来ました」

横山「・・・馬？」


馬達が一気に近づいてくる

流石馬だけあって早いな




岡本「先手・・・」


岡本は鞘に収まったままの刀を握り、姿勢を低くした


岡本「必勝ッ！！」


走ってきた怪異を、抜刀の勢いで横に切りつける


居合切りって奴やな、2体一気に倒しおったわ



横を通り過ぎようとした馬の足に、光の玉がぶつかり転ばせる

転倒したそいつの刀を突き刺して止めを指す


強いな

あの光の玉は彼の能力やろうな、それの扱いや単純に剣の腕が半端ない


俺も負けてられんな




横山「ナイス！俺も行くで！」



ブレスレットの黒い石を握る




横山「＜ヒポカンパス＞、怪異を殲滅するで！」



川の水が噴水の如く勢いよく空に上がる



岡本「！？」

横山「奴らを飲み込め！」



水が生き物のように動きだし、怪異を巻き込んで竜巻のようにぐるぐる回る

持ち上がった怪異を地面に叩きつけ、まとめて倒した


岡本「水を・・・操る能力・・・」




これが俺の特殊能力＜ヒポカンパス＞


直接水を生み出すことは出来へんけど、水さえあれば自由に操れる


ついでに言うと、俺も水ん中で呼吸出来るで


すばるやヒナに比べて条件はあるけど、雨の日はそりゃあ無敵っすよ




横山「行くで！一匹たりとも先に進ませへん！」

岡本「はい！」




防衛目的だろうが怪異は一体残らず倒すだけや！

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