幻想戦歌6

act15-14 ページ16

報告のため、社長室に向かいました



社長「YOU達、本当にご苦労様」

大野「ありがとう、Aちゃん」

「皆で頑張ったからですよ」

安田「怪我した人も少なくてよかったわ」




社長「さてA、君と一緒に戦っていた青年を連れてきてほしい」

「！？」


どうしてそう頼んだのか全く分からなかったけど、なぜか私は不安に駆られた


「わ・・・分かりまし・・・」





丸山「その必要はありません」







社長室の扉を開け、丸山さんが入ってきた





その後ろには・・・







丸山「もう連れてきましたから」









加藤「・・・・・」






シゲ・・・








社長「ありがとう、それじゃあ彼以外は退室してほしい」

「え・・・」

社長「A、YOUもだよ」

「あ、あの・・・」

丸山「さ、行くでAちゃん、ヤスも」

安田「分かっとるよ」

私は丸山さんに手を引かれ、強引に部屋から連れ出された





「シゲ・・・！」

丸山「疲れたやろ？帰ってゆっくり休みや」


丸山さんは終始笑顔で私に話しかけてきた


シゲが睨むように丸山さんを見ている





丸山さんは事務所の外まで私を送ると、手を振りながら戻っていった




手越「お帰り、A」

「・・・・・」

増田「どした？」

「・・・忘れ物」

増田「は？」

「忘れ物しちゃった！ごめん、先帰ってて！」


そう言って誤魔化し、私は事務所に戻った





社長室には向かわず、休憩所の長椅子に座ってシゲが戻るのを待った

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