act8-3 ページ27
応接間を祐也と一緒に片づけながら、室内を整える
手越「A、さっきの話って何？」
「祐也はさ、施設ではどんなことしてたの？」
手越「外の本や写真を見てたな、いつか実際に見てみたいっていつも思ってた」
「じゃあさ、どんなものを食べてたの？」
手越「ほんっと味気ないものばっかりで、お腹も膨れなかった」
「・・・辛かったんだね・・・」
なんか・・・聞いちゃいけなかったような・・・
手越「でも今はすげー幸せだよ！外にも出れたし、Aのご飯はおいしいし」
「ありがと、それならいいんだけど・・・」
手越「俺からも聞いていい？Aってバイトない日は何してるの？」
「大体タカと出かけてるかな、自由に外に出れないからね・・・」
手越「俺も連れてってよー！俺だってもっといろんなところに行きたいよ！」
「はいはい、今度の休みにね」
手越「それとさ・・・、何であの時、俺のこと本気で怒ったの？」
祐也を施設の外に連れ出した時かな
怒ったっていうか、叱ったって感覚だな・・・
「うーん、あの時は必死で・・・、多分祐也のことを放っておけなかったからじゃないかな」
手越「でも俺達・・・あの時が初対面だよね？」
「うん、だけど死ぬって思うってことはよっぽど辛かったんだろうし、心配だったよ」
手越「・・・初対面の俺のことを・・・心配してくれたの？」
「まあ・・・ね、と言っても祐也のことはタカから聞いてたし、大体の事情は知ってたけどね」
曖昧な答えしか出来ないなあ・・・
「もう一人で抱え込むことなんてないから、辛いことがあったら、話を聞くから」
手越「大丈夫だって！俺はそんなに軟じゃねえよ」
「無理はしないでね、あ、そうだ・・・、まだ大切な話があるんだ・・・」
手越「何？」
「私ね・・・」
増田「A！ジャニーズ事務所からだ！」
突然タカが部屋に入ってきて、私にスマホを投げ渡した
「こんな時に・・・！？」
手越「ジャニーズ？何？何が起こったの？」
「・・・祐也、一緒に来て、もしかしたら私が伝えたかったことが分かるかもしれないから」
手越「え？」
増田「・・・・・」
外に出ると、既に夜遅かった
時間を気にしてられないことくらい分かってるけど・・・
「行こう！」
増田「応！」
手越「え、あ、ああ・・・」
街灯の光を頼りに、私達は事務所に向かった
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天照(プロフ) - Love.percussion.さん» 感想ありがとうございます！とても嬉しいです！そうです、千鳥さんと尼神インターさんです。小ネタ程度の登場ですが、気づいてくれて何気に嬉しかったです。これからも応援よろしくお願いします。 (2017年6月21日 6時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
Love.percussion. - とても面白い作品ですね。お笑い芸人さんも登場してますが、前回は千鳥のお二人が登場してましたね。今回は尼神インターのお二人ですか？ (2017年6月20日 23時) (レス) id: edcb4d77ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2017年5月30日 18時
