act24-12 2 ページ8
禍津さんが戸惑うのも無理はない
分身を固定し、私自身は動いていた
禍津さんはそれを、私が動かないで退魔の力を使ったと思っている
つまり、分身を私自身、動いていた私を私の退魔の力だと勘違いしていたのだ
彼は動いていた力は一つではないと言った
しかし動いたのは私だけ
では、禍津さんが感じた、移動した退魔の力は何だったのか
それこそ、私の・・・私達の作戦だ
西行の直系の退魔の力を持つ、私達だけが実行出来る作戦
禍津さんも気付いたようで、怒りの籠った目でその人物を見つめる
禍津「小山・・・慶一郎・・・！！」
私達は退魔の力を持つ者で唯一、同じ波長を持っている
だから同一の人が使う力だと考えるのは必然だ
霊撃で視界を奪い、力を察知するしかない状況で、彼は私達の力を感じ取った
だけど私と小山さんの退魔の力の波長は同じで、動く小山さんを禍津さんは私が使う退魔の力だと認識した
結果、動いていた私と小山さんを私が放った退魔の力、動かなかった私の分身を私自身だと誤認させることに成功したのだ
先程小山さんを呼んだのは、この作戦を伝えるため
機動力を低下させることしか出来ないが、成功して良かった・・・
高まる高揚感を自戒し、気持ちを落ち着かせる
まだ戦いは終わっていない、油断してはいけない
これで、禍津さんの攻撃を格段に避けやすくなったはず
距離を取りながら少しずつでも、ダメージを与えていけば・・・
出来る！皆さんなら、皆さんと一緒なら―――――――
―――――瞬間、加藤さんの足が地を蹴った
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ゆうみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎日お話を楽しみにしていました！4人と主人公との絆は記憶はなくても心が繋がっていて心温まりました。天照さんの作品は全部読ませていただいてどれも大好きなので活動休止はとても悲しいです。また作品が降りてきたらお待ちしてます。 (2019年12月16日 8時) (
レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
MHPEN4(プロフ) - 完結、おめでとうございます！ いつでもいいので、記憶を思い出して欲しいです！ (2019年12月15日 0時) (レス) id: 16550de76d (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - ゆうみさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！完結まで後わずかです。毎回（図らずも）淡い恋心を抱いている加藤さんですが、思い返せば実らせてあげることが出来ず何だか申し訳ないです・・・。最後までどうかお付き合いください。 (2019年12月9日 19時) (レス) id: 2734c54e1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - ついに最終章になり、そろそろ物語が終わってしまうのかと思うと寂しい気持ちもありますが、個人的にはいつも切ない恋に終わってしまう加藤さんの想いが今回のお話では想いが伝わった事が嬉しいです。最後まで楽しみにしてます！ (2019年12月9日 8時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2019年11月23日 8時
