Last act-14 ページ43
いつも皆さんが集まる広間
襖を開けると、4人が楽しそうにお喋りしていた
その様子を心に刻もうと、私は声をかけず皆さんを眺める
たとえ忘れてしまっても、いつか思い出した時に、その光景が懐かしいと思いたいから・・・
すると、不意に顔を上げた小山さんと私の目が合った
小山「A！いたんだ！」
手越「Aちゃん！どした？こっちおいでよ」
「はい」
部屋に入り、皆さんの中に入れてもらって座る
増田「・・・大丈夫？暗い顔してるけど・・・」
「・・・・・」
隠すことではない
私は正直に打ち明けることにした
「先程・・・お父様からお話がありました、結界柱が日の本の全ての魔的な力を吸収したと」
加藤「じゃあ・・・結界が消えれば・・・」
「柱を破壊し、裏の歴史に幕を下ろします」
それが意味することを、そして、私の気持ちを、きっと彼らは察している
「次の夜明けに、結界が解除されます」
手越「・・・そっか」
増田「長かったような、短かったような・・・」
小山「・・・本当はもっと一緒にいたかった・・・な・・・」
小山さんは寂しそうに私を見つめた
私だって同じだ
もっと4人と一緒にいたい
「・・・やっぱり、寂しいです、皆さんと別れるのは・・・」
増田「Aちゃん・・・」
加藤「・・・・・」
出来るだけ笑顔で一緒にいるって、決めたのに・・・
暗い表情をしたままの私に、加藤さんが歩み寄ってきた
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ゆうみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎日お話を楽しみにしていました！4人と主人公との絆は記憶はなくても心が繋がっていて心温まりました。天照さんの作品は全部読ませていただいてどれも大好きなので活動休止はとても悲しいです。また作品が降りてきたらお待ちしてます。 (2019年12月16日 8時) (
レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
MHPEN4(プロフ) - 完結、おめでとうございます！ いつでもいいので、記憶を思い出して欲しいです！ (2019年12月15日 0時) (レス) id: 16550de76d (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - ゆうみさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！完結まで後わずかです。毎回（図らずも）淡い恋心を抱いている加藤さんですが、思い返せば実らせてあげることが出来ず何だか申し訳ないです・・・。最後までどうかお付き合いください。 (2019年12月9日 19時) (レス) id: 2734c54e1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - ついに最終章になり、そろそろ物語が終わってしまうのかと思うと寂しい気持ちもありますが、個人的にはいつも切ない恋に終わってしまう加藤さんの想いが今回のお話では想いが伝わった事が嬉しいです。最後まで楽しみにしてます！ (2019年12月9日 8時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2019年11月23日 8時
