Last act-2 ページ27
柱に傷を付ける作業は、お父様や退魔の者達が交代で行う
傷が大き過ぎると大結界に影響が出てしまうため、少しずつ慎重に、修復の様子を見ながら傷を入れていく
私達は神社に戻ることになった
その道中・・・
手越「結界って、いつまで張ってあるの？」
「一週間です」
増田「俺達が一緒にいられるのも・・・後一週間か・・・」
増田さんの言葉に、全員が口を閉ざす
未来での再会を信じてはいるが、やはり皆さんと別れるのは寂しい
それに、皆さんが消えてしまうのは正直辛いし、怖い
小山「それまでに、いろんなところに行って、いろんなことしようよ！」
手越「賛成！」
それでも明るく振舞う皆さんは、本当に強い
「皆さんは、怖くないんですか？」
手越「何が？」
「後一週間で・・・皆さんは・・・」
加藤「・・・消滅する・・・な」
増田「全く不安がないと言ったら嘘になるけど、前世から今こうして生まれ変わった身だし、案外怖くはねえよ」
小山「俺も、むしろ平和な未来がどんなものなのか、楽しみな気持ちが強いんだ」
前向きな彼らの考えに、私も少し気が楽になった
「皆さんは、これから何をしたいですか？」
小山「とりあえずは、Aと一緒にいたいかな」
手越「だな、Aちゃんが一緒なら、何をしたって楽しいから！」
加藤「忘れてしまっても、思い出は残り続ける、未来で思い出すためにも、Aといるこの瞬間を大切にしたい」
4人の笑顔に心が温かくなる
改めて、私は彼らが大好きなのだとはっきり分かった
増田「とはいえ今日は皆疲れてるし、ゆっくり休もうぜ」
心が晴れ晴れしていたためか、激しい戦いの後だったことを忘れてしまっていた
神社に到着した途端、全身に疲弊が襲ってくる
案の定、その日は全員がすぐに就寝した
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ゆうみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎日お話を楽しみにしていました！4人と主人公との絆は記憶はなくても心が繋がっていて心温まりました。天照さんの作品は全部読ませていただいてどれも大好きなので活動休止はとても悲しいです。また作品が降りてきたらお待ちしてます。 (2019年12月16日 8時) (
レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
MHPEN4(プロフ) - 完結、おめでとうございます！ いつでもいいので、記憶を思い出して欲しいです！ (2019年12月15日 0時) (レス) id: 16550de76d (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - ゆうみさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！完結まで後わずかです。毎回（図らずも）淡い恋心を抱いている加藤さんですが、思い返せば実らせてあげることが出来ず何だか申し訳ないです・・・。最後までどうかお付き合いください。 (2019年12月9日 19時) (レス) id: 2734c54e1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - ついに最終章になり、そろそろ物語が終わってしまうのかと思うと寂しい気持ちもありますが、個人的にはいつも切ない恋に終わってしまう加藤さんの想いが今回のお話では想いが伝わった事が嬉しいです。最後まで楽しみにしてます！ (2019年12月9日 8時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2019年11月23日 8時
