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act20-17 ページ9
〜増田side〜
上がった息を抑え、禍津を見据える
俺も手越もかなりのダメージを負っていたが、まだ戦う力は残っていた
次から次へと襲ってくる妖魔を倒し続け、だいぶ疲労が蓄積している
結構な数を倒したはずなのに、まだ妖魔は途切れない
交戦が始まってから、禍津本人はまだ攻撃してきていない
力を温存しているのか、あるいは妖魔だけでも俺達を始末出来ると思っているのか？
何であれ、奴の力は強大だ
一瞬でも気は抜けない
その時、離れた場所から轟音が響いてきた
確かあっちは・・・庵があった場所・・・
禍津「あちらも楽しんでいるようだな」
増田「・・・・・！」
禍津の不敵な笑みに、背筋が凍る
まさか・・・Aちゃん達が・・・！？
向こうにも妖魔が現れたのだろうか
心配ではあるが、助けに行ける状況じゃない
3人の無事を祈るしかない
Aちゃんの退魔の力は強いし、小山とシゲも一緒なんだ
俺達はとにかく、この場を乗り切ることに専念しないと・・・！
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作者名：天照 | 作成日時：2019年10月12日 18時
