act16-7 2 ページ21
増田「隙だらけだ」
金砕棒を手放して奴の頭上に跳ぶ
俺を見上げたそいつの目玉を、思い切り蹴りつけた
目を押さえてふらつく妖魔の腹部に、拳をぶつける
妖魔は後ろに倒れ、そのままゆっくりと消えた
俺が一体の妖魔と戦っている間、他の妖魔が攻撃してこなかったところを見ると、連携は取れていないようだ
今回は禍津は関わっていないってことか
今度は、骸骨の頭部を持つ、大型の犬の様な妖魔が飛びかかってきた
急いで金砕棒を拾い、体を起こすと同時に振り上げて妖魔を吹き飛ばす
刹那、近くで破裂音が聞こえた
そちらを振り向いた瞬間、肩辺りに衝撃を受けた
増田「ッ!」
そこには、戦車の様な大砲を背負った、からくり人形の姿の巨大な妖魔がいた
大砲から煙が出ており、そこから攻撃が繰り出されたのが分かる
畜生ッ・・・!遠距離攻撃か・・・!
近づかないと攻撃出来ず、妖魔の力を察知するのが苦手な俺は、遠くからの攻撃が弱点だ
攻撃を仕掛けられる前に仕留めないと、こっちがやられる・・・!
妖魔の大砲に光が集まっていく
また砲撃を繰り出すつもりだ
力を溜めている間に、俺は妖魔に接近した
金砕棒を当てると、妖魔の体と大砲にひびが入り、妖魔は脱力したように膝をついて消滅した
他の妖魔の元へ向かおうとした時に聞こえてきた、何人かの足音
男性「大丈夫ですか!?我々も戦います!」
駆けつけてきたのは、里の退魔の者達だった
増田「助かる!」
里の人達と協力し、俺は残った妖魔を蹴散らした
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天照(プロフ) - ゆうみさん» ありがとうございます!長く続いているシリーズですが、応援して下さり光栄です。次第に謎が明らかになっていき、あれ、そう言えばここが伏線だったんだ、と思い返していただけると嬉しいです。楽しみにして下さり感謝感激です。 (2019年9月1日 19時) (レス) id: 2734c54e1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 移行ありがとうございます!いつも楽しみにしております♪お話も進みますます展開が楽しみです!まだ謎の部分とか、何でだろ?とか色々考えながら読み進めてるのでこれからもお話楽しみにしてますので頑張ってください!! (2019年9月1日 8時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天照 | 作成日時:2019年9月1日 6時