act12-19 2 ページ10
増田さんは次々と妖魔を倒していく
彼の戦う姿に見惚れて、油断していた
こちらに向けられた邪悪な力
振り返ると、禍津さんが私の方に手を翳していた
その掌に、妖魔の力が集まっている
ただでさえ体力が消耗していた私には、対抗する力など残っていない
巨大な闇の塊となった妖魔の力が、私目掛けて放たれる
それが命中するタッチの差で、小山さんが私を体の内側におさめるようにして抱え、瞬時に飛び退いた
禍津「何!?」
黒姫「・・・・・!」
二人の体が地面に倒れ込む
小山さんはすぐに上体を起こし、私の様子を窺った
小山「Aちゃん、大丈夫?」
「小山さん・・・」
彼の体は、傷だらけだった
息も乱れており、動くのも辛そう・・・
小山さんは立ち上がると、私を背に禍津さんの前に立ち塞がった
禍津「貴様に邪魔をされるとはな・・・」
小山「お前や皆に比べれば、俺は凄く弱いさ、それでも・・・、Aちゃんが傷つくのを見過ごすことなんて出来ない!」
禍津「では何が出来るのか、見せてもらおう」
禍津さんの腕がゆっくり上がる
増田「小山!!」
近くで聞こえた声に反応し、上を向く
金砕棒を振り上げた増田さんが、そこにいた
禍津さんが後方に飛び退くと、彼がいた場所に金砕棒が叩きつけられ、地面が抉れた
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天照(プロフ) - さやかさん» 感想ありがとうございます!凄く嬉しいです!お掃除の手を止めてしまい申し訳ありません。ですがとても光栄です。こんなカオス極まりない小説ですが、これからも更新を楽しみに待っていただけると作者が泣いて喜びます。これからも応援よろしくお願いします。 (2019年8月16日 19時) (レス) id: 2734c54e1d (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - はじめまして。お話に引き込まれてお盆の掃除がはかどりません!学生時代に好きだった小説を思い出しました。更新楽しみにしています。 (2019年8月16日 13時) (レス) id: f831f78169 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - ぱなさん» 感想ありがとうございます!凄く嬉しいです!さ、最高ですと!?身に余る光栄でございます。凄いと言っていただいて感謝感激です。これからもどうぞ本作をお楽しみください。 (2019年8月15日 18時) (レス) id: 2734c54e1d (このIDを非表示/違反報告)
ぱな - お話が最高すぎて私の語彙力奪われて凄いしか出てきませんw (2019年8月14日 23時) (レス) id: b7efa85c18 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - みかんタルトさん» いつもありがとうございます!手越さんに続いて増田さんも前世の記憶を取り戻しました。加藤さん、そして主人公の過去も近々判明するかと・・・。お気遣いありがとうございます。みかんタルト様も体調を崩さないようお気を付け下さい。 (2019年8月9日 18時) (レス) id: 2734c54e1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天照 | 作成日時:2019年8月6日 18時