act3-11 ページ43
神社に戻り、私達は先程の戦いについて話し合うことにした
何でも、手越さんと増田さんが気になったことがあったらしい
手越「途中までは優勢だった、ほとんど一方的なほど」
私が妖魔のところに到着した段階で、妖魔はかなりのダメージを負っていた
二人の攻撃で消耗していたからだろう
増田「けど突然、妖魔がパワーアップしたんだ」
手越「こっちの攻撃も効かなくなったし、攻撃力も上がってた」
増田「目に見えた変化もあった、体に闇を纏ったんだ、Aちゃんが消してくれたけど」
「追いつめられて強化する・・・、今までの妖魔にそのような変化は起こりませんでした」
大禍時の影響かと考えていると、増田さんが口を開いた
増田「実は奴が強くなる直前、妙な力を感じたんだ」
手越「あ、まっすーも気付いてたんだ」
「具体的に・・・教えていただきますか?」
増田「具体的にっていうと難しいな、俺も違和感程度に感じただけだから」
手越「ただ・・・不気味だった、嫌な力だってことは、はっきり分かる」
増田「遠くから、邪悪な力を感じたんだ、すっげー禍々しい力だった」
私が着いた時に察知した邪悪な気配と同じだろうか
そういえば以前に同じ力を感じた時、私の結界があっさりと破られた
「退魔の力とは正反対の・・・邪悪な力が発動したのでしょうか?」
手越「そんなのがあるの?」
「分かりません、そもそも退魔の力は文字通り魔を退ける力です、言うならば魔の力で動く妖魔の最大の弱点です」
増田「じゃあその邪悪な力って言うのは、妖魔に似た力ってこと?」
「推測でしかありませんが、その力が高まったことにより、こちらの退魔の力を打ち破ったのかもしれません」
手越「向こうの邪悪な力が高まれば、こっちの退魔の力が効きにくくなる・・・ってことか」
増田「俺が思うに、妖魔の邪悪な力が追い詰められて高まったんじゃなくて、遠くから誰かが妖魔に力を与えたんじゃねえかな?」
手越「どうしてそう思うの?」
増田「今まで妖魔を追い詰めても、力が増した奴はいなかった、邪悪な気配を感じた今回が、初めてだ」
「私もそう思います、強力な力を持つ何者かが、妖魔を強化したのでしょう」
妖魔が活発になったり、強くなったりしているのは、その邪悪な力が影響しているのかもしれない
だとしたら・・・
手越「その何者かが・・・大禍時を起こそうとしているのかな」
私と同じ考えを、手越さんが口にした
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天照(プロフ) - ゆうみさん» ありがとうございます!いつも読んでいただけて光栄です。展開が早くてついていくのが大変かもしれませんが、今後とも応援いただけると本当に嬉しいです。これからの更新も楽しみに待っていてください。 (2019年5月31日 19時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - レンカさん» ありがとうございます!投稿を楽しみにして下さり嬉しい限りです。気遣っていただけ手感謝感激です。これからも楽しんでいただけるよう更新頑張ります。どうぞこれからもよろしくお願いします。 (2019年5月31日 19時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます!毎日楽しみにしています。移行後は更新頻度が多くなるとのことですが、とても嬉しいです!ですが無理なさらないようにしてください。これからも楽しみにしています! (2019年5月30日 21時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
レンカ(プロフ) - 天照さん!お疲れさまです!いつもいつも投稿を楽しみにしております!投稿頻度をあげるというのはとても大変だと思うので天照さんのペースで無理をせずに頑張って下さい!これからの投稿も楽しみにしています! (2019年5月30日 20時) (レス) id: 8cec4dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - みかんタルトさん» ありがとうございます!いつも感想を下さり凄く嬉しいです!な、何と光栄なお言葉・・・!これからもみかんタルト様に楽しんでいただける作品を、全力で執筆いたします!これからもよろしくお願いします。 (2019年5月6日 18時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天照 | 作成日時:2019年5月5日 15時