act3-1 ページ27
神楽の朝稽古を終え、部屋に戻って着替える
これから結界柱に力を蓄える為に向かおうと思う
手越「あれ？お出かけ？」
「はい、結界柱へ」
手越「けっかいちゅう？」
「大禍時を防ぐために、退魔の力を蓄えるんです、十分な力が備わったら、強力な結界を展開して妖魔を封じるんです」
手越「そんなことが出来るんだ」
「代々こうして大禍時から日の本を守ってきたんです、そして、力を柱に与えるのも巫女の役目です」
手越「大変だね」
「そんなことありませんよ、手越さん達直接妖魔と戦っている方の方が大変かと・・・」
手越「俺達はそれが役目だから平気だって」
「それなら安心です、では、行ってきます」
手越「俺も行くよ、もし妖魔が現れてもやっつけてやるからさ」
手越さんは笑顔でそう言ってくれたが、私は申し訳なく感じた
自分のせいで手間を取らせてしまっているのではないかと思ったからだ
「で、ですが、そう時間はかかりませんし・・・」
手越「気にしないで、一緒の方が安全だろ？」
「それは・・・そうですが・・・」
増田「どうかしたのか？」
その声とこちらに近づく足音が、廊下の奥から聞こえた
増田さんだ
手越「Aちゃんが出かけるみたいだから、一緒に行こうかなって」
「一人でも大丈夫です、ご迷惑はかけられません」
増田「迷惑？どうして迷惑なんて思ったんだ？」
「私の用事なのに、わざわざ申し訳ないです・・・」
俯いた私の顔を、手越さんは下から覗き込んだ
手越「迷惑だなんて思ってないよ、俺がそうしたいだけなんだから」
増田「・・・もし手越が邪魔だと思ってるんなら、正直に言ってもらってもいいから」
手越「えっ！？」
「それはないです！！絶対に！」
両手を振って否定する私を見て、手越さんはホッと一安心し、増田さんはフフッと笑った
「本当は・・・嬉しいです、一緒にいてくれた方が安心します」
手越「じゃあ決まりだな！」
増田「俺も行くよ」
「ありがとうございます」
二人の優しさと、彼らがそばにいることの安心感に、心が温かくなる
こうして私達は神社を出た
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天照(プロフ) - ゆうみさん» ありがとうございます！いつも読んでいただけて光栄です。展開が早くてついていくのが大変かもしれませんが、今後とも応援いただけると本当に嬉しいです。これからの更新も楽しみに待っていてください。 (2019年5月31日 19時) (
レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - レンカさん» ありがとうございます！投稿を楽しみにして下さり嬉しい限りです。気遣っていただけ手感謝感激です。これからも楽しんでいただけるよう更新頑張ります。どうぞこれからもよろしくお願いします。 (2019年5月31日 19時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます！毎日楽しみにしています。移行後は更新頻度が多くなるとのことですが、とても嬉しいです！ですが無理なさらないようにしてください。これからも楽しみにしています！ (2019年5月30日 21時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
レンカ(プロフ) - 天照さん！お疲れさまです！いつもいつも投稿を楽しみにしております！投稿頻度をあげるというのはとても大変だと思うので天照さんのペースで無理をせずに頑張って下さい！これからの投稿も楽しみにしています！ (2019年5月30日 20時) (レス) id: 8cec4dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - みかんタルトさん» ありがとうございます！いつも感想を下さり凄く嬉しいです！な、何と光栄なお言葉・・・！これからもみかんタルト様に楽しんでいただける作品を、全力で執筆いたします！これからもよろしくお願いします。 (2019年5月6日 18時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2019年5月5日 15時
