4人は神様！？ 13

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走り続け、ようやく天界への門の前に辿り着いた


疲れが一気に押し寄せ、激しい呼吸を繰り返す


ここに来るまでずっと走ってたのに、よく疲れを感じなかったなあ・・・




鼓動が落ち着き、私は天界へと続く光の中に足を踏み入れた









光の中を進み、天界に戻ってきた





「・・・・・！？」




目の前に広がる光景に絶句する








建物も、木々も、何もかもが壊されていた



静まった鼓動がまた早くなる



「そんな・・・、皆は・・・？キセキさんは・・・！？」



私はすぐにその場を移動した




向かったのは、宮殿


キセキさんがいる可能性が高いと思ったから





「・・・天界が・・・」



どれだけ進んでも、周囲の景色は同じ


破壊された瓦礫が散乱し、まるで自然災害を受けたかのようだ




守れなかったの・・・？


天界を・・・救えなかったの・・・？



不安に押し潰されそうになりながらも、ひたすら宮殿を目指す




それにしても、人の姿が見えない


無事だよね・・・？皆、避難したんだよね・・・？








「はあ・・・、はあ・・・」




宮殿の門の前に辿り着いた


宮殿は崩壊しておらず、周辺の木々も無事だ



「ティア！いる！？」



宮殿に向け、大声を出した




すると、目の前に小さな光が出現した


何だか、懐かしい感じがする・・・


「ティア！」

ティア「A様！ご無事で・・・」

「ティアも・・・無事で良かった・・・、時雨さんや宮殿の人達は？」

ティア「皆さんご無事です、街の方々も、避難してきた地界の方々も怪我はありません」

「そっか・・・、良かった・・・」

ティア「はい、皆さん、安全な場所に避難しております、ですが・・・キセキ様が・・・」

「！？キセキさんに・・・何かあったの？」

ティア「キセキ様は、街外れの・・・広場が見渡せる高台へと向かいました」


以前、キセキさんが天界の人達を広場に集めて話をしたあの場所だろう


ティア「キセキ様の瞳・・・、何か、強い決心をされたようでした・・・」

「・・・・・」

ティア「A様・・・」

「・・・キセキさんのところに行ってくる」

ティア「・・・はい、お気をつけて」



私は宮殿を離れ、キセキさんの元に急いだ





胸がざわざわする・・・





「キセキさん・・・」




とにかく、キセキさんが無事でいることを信じた








早く・・・会いたい・・・！




キセキさんに・・・伝えたいことがあるから―――――――！

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