act26-10 2 ページ22
キセキさんの姿が近くに確認出来たその時、白い光が消えた
その瞬間、キセキさんと先代さんが同時に体の力が抜けたように膝をついた
先代「・・・少し能力を使い過ぎたな、だが、私はまだまだ壊せる！お前の負けだ！キセキ！」
キセキ「・・・・・」
先代「命を懸けて天界を救ったようだが、お前はもう限界のようだな、・・・まあ、私の能力を退けたことは褒めてやるよ」
キセキ「確かに私はここまでです・・・、ですが・・・天界の崩壊を防ぐことが出来ました、なので・・・満足しています」
先代「崩壊が少し先に延びただけだ、逃れることは出来ねえよ」
キセキ「そんなことはありません、きっとAさん達が・・・貴女を止めます！」
先代「いい気になっていられるのも今のうちだ！お前らのしてきたことは・・・無駄なんだよ！」
先代さんが立ち上がった瞬間、黒い靄が彼女の足元から発生した
靄に包まれていく最中、先代さんはキセキさんの後方にいた私に目を向けた
先代「地界で待っているぞ、A！今度こそ・・・てめえらをぶっ潰す！」
そう言うと、靄と共に先代さんは姿を消した
「・・・キセキさん！」
私はキセキさんに駆け寄った
倒れそうになった彼女の体を、咄嗟に支える
「キセキさん！」
キセキ「Aさん・・・、無事で何よりです・・・」
「・・・しっかりして下さい！キセキさん！」
キセキ「・・・ごめんなさい、Aさん、私はもうすぐ・・・消滅します」
心のどこかで、そんな予感はしていた
天界を元通りにするほど能力を使ったのだから、耐えきれるはずがない
だけどその事実を、受け入れることが出来なかった
「・・・嫌・・・、消えないで！お願い・・・！」
キセキ「・・・Aさん・・・」
「・・・やだよ・・・、そんなの・・・」
いつしか私の目から、涙が溢れていた
お別れなんて・・・嫌だよ・・・！
せっかく・・・会えたのに・・・
やっと・・・思い出したのに―――――――！
「・・・お母さん・・・！」
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天照(プロフ) - masugayaさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！毎日楽しみにしていただいて、光栄な限りです。最後までドキドキをお届けで出来るよう頑張ります。これからも応援していただければ、作者が泣いて喜びます。 (2018年10月31日 20時) (
レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
masugaya(プロフ) - ラストスパートですね...！陰ながら一喜一憂して見させていただいてます！毎日楽しみです。頑張ってください、！ (2018年10月30日 23時) (レス) id: 35db361755 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！様々な謎が次々と明らかになり、驚いて下さるのは私が期待したリアクションだったりします。最終決戦間近、主人公もアホテラスも頑張ります。 (2018年10月28日 19時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
カナン - キセキがお母さんということや、NEWSが元人間というのにびっくりしました！夢主にはとても頑張って欲しいです！ (2018年10月27日 22時) (レス) id: de1e2b87c0 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - はーみゃんさん» 非常に長い小説を最初から・・・、とても嬉しいです！感謝感激です！ありがとうございます！新たな発見があったり、これが伏線だったのかな、と気付いていただければ光栄です。何度も読みたくなると思っていただけるとこれほど嬉しいことはありません。 (2018年10月24日 19時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年10月14日 18時
