act24-11 ページ7
翌日、私とシゲアキは門の前で皆が来るのを待っていた
いつもは広間に集まっていたんだけど、今日は外に皆を呼んだ
・・・特に意味はない、気分転換かな？
手越「・・・・・」
増田「・・・シゲ・・・」
小山「・・・おはよう」
「おはよう・・・」
加藤「・・・・・」
当然かもしれないけど、皆気まずい様子だった
シゲアキは皆を見渡し、僅かに俯く
最後にキセキさんが宮殿から出てきたのを確認し、シゲアキは一歩皆に近寄った
加藤「・・・昨日は・・・本当にごめん」
深々と頭を下げるシゲアキ
皆は露骨に戸惑っている
加藤「謝って済むことじゃないかもしれない・・・、俺は・・・本当にとんでもないことを・・・」
増田「・・・理由・・・聞いてもいいか・・・？」
シゲアキは頭を下げたまま、口を閉ざした
貴久は困ったようにこちらを見るが、私はただ首を横に振った
伝えなければならないことは、シゲアキが伝えるはず
今は・・・私が口出ししていい時じゃない
小山「皆で一緒に決めたじゃんか、戦いを終わらせようって・・・」
加藤「・・・ああ、そのチャンスを俺が潰してしまったことも・・・分かってる」
小山「だったら・・・話してよ、どうしてそんなことしたのか・・・」
加藤「・・・・・」
手越「・・・シゲ、俺達、シゲの悩みも聞いてあげれないほど、頼りない？」
加藤「え・・・」
手越「相当の事情があることくらい分かってる、俺達は別に、シゲを責めようと集まった訳じゃないんだ」
加藤「手越・・・」
手越「自分の気持ちを隠さないといけないほど・・・俺達の絆って脆いものなのかよ・・・！」
加藤「・・・・・！」
シゲアキを見つめる祐也達の瞳は、真っ直ぐで、シゲアキへの強い信頼が伝わってくる
シゲアキは顔を上げ、自身に向けられた彼らの想いの籠った目を見つめた
加藤「・・・ごめん、俺・・・」
増田「シゲ・・・」
加藤「・・・怖かったんだ、もうすぐ・・・戦いが終わるんだって思うと・・・」
小山「・・・どういうこと？」
加藤「・・・戦いが終わったら・・・もうAとは会えなくなるような気がして・・・」
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天照(プロフ) - masugayaさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しんでいただけて光栄な限りです。最後まで全力疾走しますので、応援よろしくお願いします。 (2018年9月28日 23時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
masugaya(プロフ) - いつもハラハラしながら見てます！いよいよ終盤ですが、更新頑張ってください！ (2018年9月27日 23時) (レス) id: 35db361755 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» いつもありがとうございます！凄く嬉しいです！お、お気に入りだとは・・・、身に余る光栄です。かなり長く続いてますが、物語も終盤です。最後まで応援よろしくお願いします。 (2018年9月17日 18時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 天照さん、続編おめでとうございます！私は、占ツクは、読む専なんですが、その中でも、かなりお気に入りの一作です！これからも頑張ってください！ (2018年9月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年9月16日 18時
