4人は神様！？ 12

act25-15 ページ38

〜増田side〜



トウテツ「があっ・・・！？」



トウテツの体に俺の攻撃による傷が出来る




トウテツ「貴様・・・、一体・・・！？」



奴が戸惑うのも無理はない






トウテツが攻撃を受けたのは、俺が地を蹴ったとほぼ同時なのだから





俺が動き出した瞬間、既に奴との間隔はほとんど縮まっていた


本当に一瞬、かなりの距離を、認識する間も与えずに接近した


動作はおろか、何らかの反応をする余裕すらない




それほどの超スピードで、俺はトウテツに近づき、斬りつけていた





増田「ッ！！ううっ・・・！」



突然、全身に激痛が走った




あまりにも強力なこの攻撃は、自分の体に多大な負荷をかける捨て身の攻撃だった



俺の様子を見て、トウテツもそれに気付いたようだ



トウテツ「はっ！相当無理してるようだな！その様子だとすぐにぶっ壊れちまうぜ」



確かにこの攻撃を続ければ、俺の体が持たない



だけど・・・




増田「俺の体がぶっ壊れる前に、お前を倒せばいいだけだ！」





俺は再び、走り出した







避けれないと判断したのか、トウテツは両腕で正面を覆っていた


瞬時に背後に回り込み、電気を纏った剣で斬りつける


間を置かず、奴と距離を取り、すぐに突進してその勢いで再度斬撃を与えた


これらの動作を、ほんの僅かな時間で行う




スピードを上げる度、力を籠めて攻撃する度、反動が俺に返ってくる


それでも俺は、手を、足を止めることはなかった




トウテツ「畜生・・・！このままでは・・・！」


追いつめられたトウテツから、焦燥感が伝わる



互いの体はボロボロだ




トウテツ「ウオオオー！！！負けて・・・たまるかァ！！」



トウテツの周りに岩が集まり、壁を作っていく


奴に攻撃が当たらなくなってしまっては、もう打つ手はない


壁が形成される前に、攻撃を当てる！

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