act25-10 2 ページ29
小山「うあっ・・・！」
俺の肩に、槍が深々と突き刺さっていた
それが一気に引き抜かれ、鮮血が舞う
痛みに耐えてキュウキの姿を確認しようとするが、尚も強く輝く光がそれを阻む
小山「が・・・は・・・！」
突然、腹部に強い衝撃を受け、痛みと息苦しさが同時に襲ってきた
目視で確認出来ない代わりに、味覚で自分の体へのダメージに感づく
口の中に鉄の味が広がり、赤銀が口から吐き出される
気付けば俺の体は、後方の岩壁に叩きつけられていた
ようやく、光が収まる
腹部に血が滲み、爆発を受けた様に僅かな煙が出ていた
顔を上げると、不敵な笑みを浮かべたキュウキが歩み寄ってきていた
持っている槍の先端は、俺の血で赤く染まっている
腹の傷を塞ぐように押さえ、咳き込みながら前に出る
キュウキが槍を構えた瞬間、俺は槌を地面に打ち付け、波を発生させた
キュウキは動じず、光で自身を包み、俺の攻撃を防いだ
奴の光が消えるタイミングを見計らい、接近して槌を振るう
が・・・
キュウキ「そう来ることなどお見通しですよ」
地面から突き出た光の槍が、俺の右足を貫いていた
その攻撃に怯んだ俺の左足に、キュウキは自分が持っていた槍を突き立てる
小山「うああああ！！！」
立つ力を失い、俺は前のめりになり倒れた
それでも水を放って反撃しようとするが、キュウキは難なく回避して俺から離れた
キュウキ「足は潰した、もう貴方に反撃の術はありません」
勝ち誇った様にキュウキは告げる
小山「・・・そんなこと・・・ない・・・」
キュウキ「水による遠距離攻撃も簡単に見切ることが出来る、最早貴方が私に攻撃を当てることなど不可能です」
キュウキが槍を上に構えると、洞窟の天井から光の矢がいくつも降り注いだ
痛みを堪えて意識を集中し、ドーム状の盾を出す
盾が光の矢により、次第に薄れていく
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天照(プロフ) - masugayaさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しんでいただけて光栄な限りです。最後まで全力疾走しますので、応援よろしくお願いします。 (2018年9月28日 23時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
masugaya(プロフ) - いつもハラハラしながら見てます！いよいよ終盤ですが、更新頑張ってください！ (2018年9月27日 23時) (レス) id: 35db361755 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» いつもありがとうございます！凄く嬉しいです！お、お気に入りだとは・・・、身に余る光栄です。かなり長く続いてますが、物語も終盤です。最後まで応援よろしくお願いします。 (2018年9月17日 18時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 天照さん、続編おめでとうございます！私は、占ツクは、読む専なんですが、その中でも、かなりお気に入りの一作です！これからも頑張ってください！ (2018年9月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年9月16日 18時
