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コントン「天界の姫か・・・、力のない小娘を、なぜそこまで信じる?」
手越「Aは俺を信じてくれた、力がなくたって、彼女は俺達を・・・天界を支えてくれた」
コントン「無力な人間に支えられるなんて、てめえが弱い証拠じゃねえか」
手越「無力?忘れたのか?以前お前が青龍の里を襲った時、お前は俺を追い詰めたにもかかわらず、Aが来て、立ち上がる力を取り戻した俺に逆転された、お前は・・・Aに負けたんだよ」
コントン「俺があの小娘に・・・負けただと?」
手越「ああ、Aがいなければ、俺はお前にやられていた、心の傷に打ち勝つことは出来なかった」
コントン「認められるか・・・!俺が負けるなど・・・」
手越「認められないなら俺が証明する!Aの信頼が・・・俺にどれほどの力を与えてくれているかを!」
刀の刃に、風が渦巻く
コントン「思い知らせてやるよ!俺に刃向ったことの愚かさを!てめえを倒したら、次は天界の姫だ!」
コントンの大剣の刃が、闇に包まれ漆黒に染まる
手越「Aは俺が守る!絶対に・・・手出しはさせない!!」
刀に纏った風を一気に放出した
同時に、コントンも大剣を突き出し、闇のレーザーを放ってきた
攻撃がぶつかり、周囲に衝撃が広がる
爆風を突っ切り、コントンに向かって跳躍し、刀を振り下ろした
手越「はあああー!!」
俺の攻撃を、コントンは大剣で止める
僅かに、奴の大剣にひびが入った
二人の間に風を起こし、それを利用してコントンから離れる
コントン「オオオオー!!」
コントンは大剣を下に向けて振り上げ、勢いよく地面に突き刺した
刹那、俺の足元から闇が吹き出てきて、瞬く間に俺を飲み込んだ
手越「う・・・ぐ・・・!」
暗黒の中、体中を圧迫されるような感覚に襲われた
苦しい・・・!
呼吸すらまともに出来ない・・・
手越「負ける・・・もんか・・・!」
闇の力に耐え、刀を強く握り締める
ありったけの力で風を発生させ、体に纏う
風は闇を切り裂くように広がっていき、次第に俺は苦しみから解放された
手越「はあっ!!」
気合の入った声と共に、纏った風を一気に解き放つ
それにより、闇が吹き飛ばされた
その様子を見ていたコントンは、目を見開いていた
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天照(プロフ) - masugayaさん» 感想ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しんでいただけて光栄な限りです。最後まで全力疾走しますので、応援よろしくお願いします。 (2018年9月28日 23時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
masugaya(プロフ) - いつもハラハラしながら見てます!いよいよ終盤ですが、更新頑張ってください! (2018年9月27日 23時) (レス) id: 35db361755 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» いつもありがとうございます!凄く嬉しいです!お、お気に入りだとは・・・、身に余る光栄です。かなり長く続いてますが、物語も終盤です。最後まで応援よろしくお願いします。 (2018年9月17日 18時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 天照さん、続編おめでとうございます!私は、占ツクは、読む専なんですが、その中でも、かなりお気に入りの一作です!これからも頑張ってください! (2018年9月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天照 | 作成日時:2018年9月16日 18時