act25-2 ページ16
私はキセキさんの前に塞がるようにして地鬼を見据えた
地面から飛び出た地鬼は、そのまま私達に跳びかかってくる
地鬼が地面から出てきたことで、辺りに散らばった瓦礫に意識を集中する
すると、破片が私の前に集まり、巨大な壁を作った
地鬼の振り下ろした爪が、瓦礫の集合した壁に阻まれる
怯んだ地鬼に向け、慶一郎が槌を振り下ろし、地面に叩き付けた
すぐに水を放って追撃し、止めを刺す
小山「A、大丈夫？」
「平気だよ、ありがとう」
キセキ「今のは・・・Aさんが？」
「私の能力・・・だと思います」
曖昧な答えしか出来ない
私自身、自分の能力のことをよく分かっていないから
目の前の瓦礫がガラガラと崩れ、戦うNEWSの姿が視界に入る
・・・また、皆に力を与えることが出来れば・・・
今までの様に、4人を強く信じ、祈る
すると、皆の放った能力がより多くの地鬼を吹き飛ばした
増田「！体中に力が・・・」
手越「ありがとう、A！」
本当に私なのかは疑問だけど、これで安心だ
力が飛躍的に上昇した4人は、あっと言う間に辺りを埋め尽くすほどいた地鬼を蹴散らした
キセキ「皆さん、これほどの力を・・・」
小山「Aのおかげだよ」
キセキ「これも・・・Aさんの能力なのですか」
「私にもよく分かりません・・・」
手越「俺はそうだと思う、Aが信じてくれたから、俺達は強くなれたんだ」
「そうなのかな・・・？」
そうは言うけど、私も徐々に意識的に能力を発動させることが出来るようになっている気がする
今の戦いだって、瓦礫を集めたのも、皆に力を与えたのも、私が意識したタイミングで起こっていたから
どんな能力なのかはっきりと理解出来れば、もっと皆を助けるために活用出来るのに・・・
増田「また地鬼が現れるかもしれない、早いとこ宮殿に行こうぜ」
加藤「だな、急ごう！」
私達は再び宮殿を目指して進んだ
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天照(プロフ) - masugayaさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しんでいただけて光栄な限りです。最後まで全力疾走しますので、応援よろしくお願いします。 (2018年9月28日 23時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
masugaya(プロフ) - いつもハラハラしながら見てます！いよいよ終盤ですが、更新頑張ってください！ (2018年9月27日 23時) (レス) id: 35db361755 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» いつもありがとうございます！凄く嬉しいです！お、お気に入りだとは・・・、身に余る光栄です。かなり長く続いてますが、物語も終盤です。最後まで応援よろしくお願いします。 (2018年9月17日 18時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 天照さん、続編おめでとうございます！私は、占ツクは、読む専なんですが、その中でも、かなりお気に入りの一作です！これからも頑張ってください！ (2018年9月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年9月16日 18時
