act24-14 ページ13
手越「ここって・・・」
増田「ああ、地界に・・・来たみたいだな」
小山「良かったー・・・、ずっと同じ場所を歩いてるような感じがして怖かったよ・・・」
以前サダメさんに連れられて地界に向かった時や、地界から天界に戻った時は、ここまで長い時間と距離を歩かなかったはず
通る道によって、距離が変わるのかな・・・？
とにかく、無事地界に到着してホッとした
加藤「先代は・・・どこにいるんだろう？」
「多分、宮殿だと思う、この先の大通りを抜けたところ」
古風な建物が特徴的な、地界の街並み
僅かに見える和風の建物を、私は指差す
あそこが、地界の宮殿
地下では、たくさんの地界の人達が地鬼を作るよう強制され、無理矢理戦いに巻き込まれている
増田「気を引き締めろ、皆、何が待ち構えているか分からない」
加藤「ああ」
手越「A、キセキ、俺達から離れるなよ」
キセキ「はい」
私達は宮殿に向かってひたすら歩いた
静寂に包まれた道
足音さえもかき消してしまうような、沈黙の空間
日の光のない空と、枯れた木々が不安を助長する
だけどそれ以上に強い決意と勇気が、足を前に進める
宮殿に近づくほど、体に力が入っているような感じがした
大通りに続く鳥居の前で、私達は一度足を止めた
以前来た時と打って変わって、大通りは静かだった
それどころか、地界の人が一人もおらず、提灯にも明かりが灯っていない
「誰もいない・・・」
小山「地界でも・・・何かが起こってるのかも・・・」
「サダメさんは・・・大丈夫かな？地界の皆さんも・・・」
キセキ「無事を祈るしかありません」
心配ではあったが、今すべきことは・・・
手越「この先が・・・宮殿だな」
増田「先代はそこにいるのか？」
「分からないけど、宮殿の地下には地界の人達がいるから、助けないと」
小山「そうだね」
大通りの先の宮殿を、真っ直ぐ見据える
私は数歩前に出て、振り返った
「行こう！」
NEWS、そしてキセキさんは力強く頷いた
鳥居をくぐり、先にある宮殿を目指す
act24 end
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天照(プロフ) - masugayaさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しんでいただけて光栄な限りです。最後まで全力疾走しますので、応援よろしくお願いします。 (2018年9月28日 23時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
masugaya(プロフ) - いつもハラハラしながら見てます！いよいよ終盤ですが、更新頑張ってください！ (2018年9月27日 23時) (レス) id: 35db361755 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» いつもありがとうございます！凄く嬉しいです！お、お気に入りだとは・・・、身に余る光栄です。かなり長く続いてますが、物語も終盤です。最後まで応援よろしくお願いします。 (2018年9月17日 18時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 天照さん、続編おめでとうございます！私は、占ツクは、読む専なんですが、その中でも、かなりお気に入りの一作です！これからも頑張ってください！ (2018年9月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年9月16日 18時
